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カナダではメントールたばこが禁止され多くの喫煙者がタバコ絶ち

20211110日(ヘルスディニュース)-もしFDA(米国食品医薬品局)が、懸案となっているメントールたばこの禁止を遂行すべきかどうかを考慮した場合、カナダの対策に目を向けるとよいでしょう。

新しい研究によると、カナダのメントールたばこ禁止令は、法律が施行された後、たばこ全体の売り上げが落ち込み、より多くの喫煙者を禁煙に駆り立てているように思えました。

研究者は、メントール禁止が発効した後、それらのたばこの販売が驚くべき急落を遂げたことを発見しました。

しかしたばこの全体的な売上の減少としては、5%弱の減少でした。

調査結果は、この禁止により意図通りの効果があったことを示唆しているとオンタリオのタバコ研究ユニットとトロント大学の主任研究者であるマイケル・チャイトン氏は述べました。

メントールたばこのカナダよりもはるかに人気のある米国では、同様に禁止された場合、更に大きな影響を与える可能性があるとチャイトン氏は述べました。

昨年4月、米国食品医薬品局(FDA)はメントールたばこを禁止する方向であるとの発表を行いましたが、発効日は明らかにされておらず、未だに何の措置も取られていません。

他の風味付きたばこは2009年に禁止されました。

タバコ会社は、メントールには爽快感があり、タバコの煙の強さを弱めるため、タバコにメントールを追加しています。

「それは毒性をより簡単に下げることができます。」

とアメリカ肺協会(the American Lung Association)の全国擁護会の副社長であるエリカ・スワード氏は説明しました。

公衆衛生を擁護する立場の人々は製品が特に陰湿であるとして、長い間メントールの禁止を求めてきました。

それは、子供たちが喫煙を始める際の、「スターター製品」として機能することも一因だとスワード氏は述べました。

また、米国では、たばこ会社がメントール製品のマーケティングで有色人種の国民をターゲットにすることに数十年を費やしてきたと彼女は付け加えました。

この新しい研究に関与していなかったスワード氏は、米国がメントールたばこの禁止を継続した場合に何が起こり得るかについて「貴重な情報を提供するもの」と述べました。

「たばこの販売は全面的に減少しました。そしてそれは重要なことです。」

と彼女は述べました。

この調査結果は、JAMA Network Open119日に公開されました。

カナダの全国的なメントール禁止令は201710月に発効しましたが、それよりも以前に、独自の州令を発行した州もあります。

そういった措置により、最終的にはより多くのメントールタバコの喫煙者がタバコ絶ちをすることが予想されます。

そして以前の研究はそれが事実であることを示唆しました。

しかし禁止令により、メントールタバコをメントールでないタバコに切り替える喫煙者も出る可能性もあります。

「それが私たちがこの研究で取り組もうとしていた主な課題です。」

とチャイトン氏は述べました。

研究者たちは、2010年から2018年の間にカナダの国立衛生研究所に製造業者から報告された卸売データを使用して、たばこ販売に対する禁止の影響に焦点を合わせ調査を行いました。

彼らは、全国的に、たばこ全体の売上高が、禁止後には、前年と比較して4.6%減少したことを発見しました。数自体は大きく異なりますが、各州内でも売上高が減少しました。



スワード氏は、州間に差異が生じた理由についてもっと知りたいと述べました。

他の州が行わなかった追加の措置を取った州もあったのでしょうか。

「メントールたばこを市場から排除するということは大きな前進です。」

とスワード氏は述べました。



しかし、喫煙者のニコチン中毒を終わらせるための支援を得る方法を確実に知ることも重要であると彼女は付け加えました。

全体的な売上高の減少を引き起こしたのは何だったのでしょうか。それはメントール喫煙者が禁煙したからなのでしょうか。

それはこの調査からは明らかではないとスワード氏は指摘しました。

今年初めの研究はその証拠を発見しました。

カナダで全国的なメントールタバコの禁止が定着した後、その他のタバコの喫煙者と比較し、より多くのメントール喫煙者が禁煙を試みたことがわかりました。

その研究の研究者は、約1,900万人のメントールタバコの喫煙者がいる米国では、禁止令により90万人以上が禁煙する可能性があると推定しています。

これには、20万人を超える黒人アメリカ人が含まれます。

「それは本当に大規模な介入になるでしょう。」

とチャイトン氏は述べました。

スワード氏は、禁煙を希望する喫煙者は、米国のすべての州で運営されている政府による、

『禁煙ホットライン』 から無料で支援を受けることができると述べました。

喫煙者が正常にタバコ断ちできるまで、多くの場合、数回の試行が必要です。

しかし、彼らが禁煙用に米国食品医薬品局によって承認された薬の1つと併用して、禁煙または他のカウンセリングを受ければ、それは、最高のタバコ絶ちの機会となるだろうとスワード氏は述べました。



【以下のリンクより引用】

In Canada, Ban on Menthol Cigarettes Had More Smokers Quitting

Healthday

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