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ガン予防や老化防止にも最適。オリーブオイルの効果

オリーブの果実やオリーブオイルは、アボガドオイルなどと同様ダイエットにもよいとされますが、具体的にはどんな健康効果があるのでしょうか。ここでは、オリーブの魅力とその効果について解説しましょう。

*有機酸が有効にはたらくオリーブのピクルスの健康効果

ピクルスとは西洋の漬けものを総称した呼び方で、小型品種のきゅうりや人参、カリフラワーやオリーブの実を塩漬け、酢漬け、発酵漬け、甘酢漬けなどにしたものです。酢漬けや甘酢漬けにはアップルビネガー、ワインビネガーなどを使いますが、これらは酢酸、コハク酸、リンゴ酸のほかに、有機酸やアミノ酸を含むアルカリ調味料で、食材の味をひき締めるとともに食欲を増進させます。またコハク酸は即効性のエネルギー源になり、リンゴ酸は疲労回復物質の乳酸を分解するため、疲労回復にも役立ちます。

*オレイン酸は動脈硬化を予防 オリーブオイルの健康効果

オリーブオイルの70%を占めるオレイン酸は、善玉コレステロールを下げずに総コレステロール値を下げるはたらきがあり、動脈硬化を予防するものとして注目されています。
体内で酸化しにくい性質もあるので、身体に有害とされる過酸化脂質を作りにくいことが特徴です。また、抗酸化作用の強いビタミンEやβカロテンを豊富に含むため、ガン予防や細胞老化防止に高い効果が期待できます。
地中海周辺の国々での心疾患による死亡率が低いのは、オレイン酸の多いオリーブオイルを使用しているためといわれています。

*エキストラ・バージンオイルって一体何でしょう?

国際オリーブ協会(IOC=International Olive Council)によると、オリーブオイルの種類は以下のように分類されています。分類の目安となっている「酸度」とは、オリーブオイル中に含まれる遊離している脂肪酸の度合いをいいます。遊離脂肪酸は酸化しやすい性質を持っているため、 この遊離脂肪酸が多い、すなわち酸度が高いほど品質が落ちやすいと言われています。

●バージンオリーブオイル
オリーブの実だけを原料とし、化学的な方法や高熱での処理を行わず、他の性質の油を一切含んでいないもの。酸度2%以下。

●エキストラ・バージンオイル
バージンオイルの中でも、オリーブの果実から最初に絞り取った「一番搾り」の油をいう。
緑黄色でフルーティーな芳香と強いコクがある。酸度0.8%以下。

●精製オリーブオイル
風味に問題がある酸度が3.3%を超えるバージンオイルを精製(脱酸・脱臭・脱色などの処理をすること)したもので、 最終的には酸度が0.3%以下のもの。

●オリーブオイル(またはピュアオリーブオイル)
精製オリーブオイルに、バージンオリーブオイルをブレンドし、酸度を1%以下にしたもの。


*オリーブオイルの魅力を引き出す調理のポイント

(魚介類に合わせる)
オリーブオイルは魚介類を多く使う料理に適しています。オリーブオイルは数ある油の中でも風味が強いので、魚介臭をマスキングしてくれる効果があります。

(料理の仕上げに)
バージンオリーブオイルは加熱により風味が変化するため、加熱調理に用いる場合は火を止めてから使用するとよいでしょう。

(和食にも!)
いつもの和食を、サラダ油の代わりにオリーブオイルに置き換えて作ってみましょう。醤油との相性もよく和食にも合います。
例:オリーブオイルの和風サラダ ~わかつお節+醤油+オリーブオイル~
野菜(大根、胡瓜、セロリ等)を塩もみしてしばらく置いて水出しし、よく絞ったものと、かつお節、酢、醤油、オリーブオイル(各適量)で和えて、あっさり和風サラダのできあがり!

食卓に、風味豊かなオリーブオイルをほんの少し追加して、おいしさアップと、さびにくい身体づくりに役立ててみませんか。

記事元:http://mocosuku.com