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クルクミンとシリマリンによる癌への対応

2016年7月18日がんのジャーナルで最近報告された研究によれば、結腸直腸癌細胞に対するクルクミン(ウコン由来)とシリマリン(オオアザミで発生する化合物)は相乗効果があるということを発見しました。

単一の植物化学物質は高濃度である場合抗がん作用を示すことがあり、2つの植物化学物質を組み合わせることで、より少ない用量での抗がん作用が求められていますと著者であるセントルイス大学アマンダ・モンゴメリーとグループは述べています


三つの異なるヒト結腸癌細胞系を用いて、研究者らは、対照と比較してシリマリン、クルクミン及びシリマリンとクルクミ​​ン混合にそれぞれ様々な用量の効果をテストしました。細胞増殖およびアポトーシス(計画された細胞死)がテストされました。

単一の化合物で処理した細胞と両方の化合物で処理された細胞で有為的差異がみられました。2つの化合物の方がどの濃度のシリマリンのみの細胞よりも有為的に細胞増殖を防ぎました。クルクミンだけの場合2つの混合と同様に細胞増殖を防ぐにはより高い濃度でなくてはなりませんでした。

シリマリンだけの場合、対象細胞のそれと変わらない程度の低いアポトーシスでしたが、クルクミンと混合した場合、アポトーシスは5(倍)ほど増加しました。
併用療法は、評価した全ての濃度で単独のと比較して有意に多くの細胞の成長を阻害しました。単独については、高い濃度であれば、クルクミンプラスシリマリンと同様の程度に細胞増殖を阻害しました。


モンゴメリーとそのグループはクルクミンが細胞増殖​​を阻害し、あるタイプの癌のアポトーシスを導くとする研究を引用しています。クルクミンとシリマリンの両方は、癌の生存に関与するタンパク質を制御する核因子カッパベータ(NF-κB)の活性を阻害することが見出されています。 今後の研究では、大腸癌細胞に対するクルクミンとシリマリンの相乗効果を理解するために、NF-kBのとアポトーシス経路を研究すると彼らは言っています。

http://www.prohealth.com/library/showarticle.cfm?libid=29211