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グラスフェッドバターはより健康的?

医療関係者や健康愛好家は、バターをコレステロールや心臓疾患に悪影響を及ぼす飽和脂肪の一形態として非難しがちです。
彼らは、バターは高カロリーであるとはいえ、炭水化物や砂糖、トランス脂肪を含んでいないことに気づいていないのかもしれません。

小さじ1杯のバターには100カロリー含まれますが、飽和脂肪は、
特にグラスフェッド(草を食べて育った牛の牛乳で作られた)バターやココナッツオイル等、健康的で混じり物のない食品由来のものを少量摂る場合、必ずしも身体に悪い訳ではありません。
実際こうした食品は、低下すると人によっては危険な状態となる血糖やコレステロール値を安定させ、日中必要となる追加のエネルギーを与えます。

しかし、消費されるバターの種類には違いがあります。
例えば、通常のバターには短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸しか含まれておらず、他の栄養素が不足しています。
対照的に、グラスフェッドバターは穀物が豊富に含まれた餌を食べて育った牛の牛乳から作られたバタ-よりも栄養価が高く、より多くの脂肪酸や脂溶性ビタミン(ビタミンA、E、K)が含まれています。

見た目で違いを見分ける最も簡単な方法として、グラスフェッドバターは黄色味が強くなります。
グラスフェッドバターの健康効果は次の通りです。

抗がん作用:
グラスフェッドバターの主な健康効果のひとつは、共役リノール酸(CLA)を豊富に含むことです。
CLAはオメガ6脂肪酸の異形であり、免疫機能を向上させます。この成分はまた、様々ながんに対して予防効果を発揮します。

クローン病:
バターやその他いくつかの食品に含まれる酪酸には、抗炎症作用があります。
研究では、グラスフェッドバターは、特にクローン病患者の腸の炎症を軽減したことが証明されています。

心臓病:
研究では、マーガリンはどのような形態であっても、バターと比較して冠状動脈性心疾患のリスクを高めることがわかっています。

減量:
中鎖脂肪酸(MCT)は、脂肪ではなくエネルギーに変換されます。
さらにグラスフェッドバターは食欲を軽減することでカロリー摂取を減らし、減量を促進します。

免疫:
アラキドン酸(ARA)はグラスフェッドバターに含まれる不飽和酸であり、必要に応じて最適な免疫反応を起こすためのシグナルの活性化を助けます。

出典:2019年5月30日更新 Medical Daily 『Is Grass-Fed Butter A Healthier Option?』(2019年5月31日に利用)
https://www.medicaldaily.com/grass-fed-butter-healthier-option-435776