ケトコナゾール:犬へ使用する場合の用途、用量、副作用
ケトコナゾールは、人間のみならずイヌの真菌感染症を治療するために使用されるお薬です。
クッシング病の治療にも使用できます。
この薬剤は、副腎におけるコルチゾールの形成を阻止し、真菌細胞壁の産生を阻害することによって作用します。
ケトコナゾールは、ニゾラールの商品名で知られる一般名です。
ケトコナゾールに関連する副作用の数を減らすために作られた他の形態の薬剤もあります。イトラコナゾールおよびフルコナゾールはそういった薬物のうちの2つです。
愛犬にケトコナゾールを与える際、あなたは常に獣医師の指示に従うべきであり、もし副作用に気づいたら直ちに獣医師に話してください。
犬用ケトコナゾールの使用法、用量、副作用についてここに知っておくべきことを挙げます。
犬用ケトコナゾールの使用方法
ケトコナゾールは、イヌの体内、体外の真菌感染を治療するために使用されます。
リンパ節、皮膚、爪、呼吸器系、骨、および身体の他の部分の感染は、この薬物で治療することができます。
ケトコナゾールと他の薬剤であるクロルヘキシジンを混合するシャンプーもあります。
このシャンプーは、皮膚の真菌および細菌感染症の治療に使用することができます。
ケトコナゾールは副腎の中のコルチゾールの形成を阻止することができるので、クッシング病の犬の治療選択肢としても使用されます。
犬用ケトコナゾールの投与量
イヌのケトコナゾールの通常の投与量は、治療される状態に依存し、12〜24時間ごとに体重1ポンド(450g)につき2.2〜13mgの範囲で決められます。
ケトコナゾールは、経口投与される場合は200mgの錠剤で入手が可能です。
薬剤の投与は、獣医師の処方箋に従ってのみ使用が可能です。
愛犬への投薬については必ず獣医師の指示に従って下さい。
犬用ケトコナゾールの副作用
知っておくべきケトコナゾールの副作用がいくつかあります。
副作用のひとつには、副腎のコルチゾンがブロックされるために発生するものもありますが、これは場合によっては有害であるものの、クッシング病の治療には有益です。
ケトコナゾールを服用している犬にはいくつかの副作用がみられることがあります。
めまい
腹痛
疲労
かゆみや発疹
嘔吐
下痢
食欲減少
口内出血
光に対して過敏
肝損傷
血液疾患
これらの副作用のいずれかが懸念される場合は、投薬量を変更したり、治療薬が変更される可能性がありますので、獣医師に連絡してください。
愛犬が服用している他の薬がある場合、特に制酸薬はケトコナゾールとの反応が悪いため、獣医師へ伝えて下さい。
一部の医薬品は、この薬剤と混合すると致命的な副作用を生じることさえあります。
ケトコナゾールは、妊娠中または授乳中の犬には与えないでください。
すべての医薬品と同様に、犬がアナフィラキシーにつながるアレルギー反応を起こす可能性があります。
これは潜在的に命を脅かす症状ですのでご注意下さい。
愛犬に腫れ、かゆみ、蕁麻疹、および他の症状を含むアレルギー反応の徴候が見られた場合は、直ちに獣医師に連絡してください。
【以下のウェブサイトより引用】