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コスタリカでのデング熱対策

最近、コスタリカの保健省を通じて、現在の雨季の間に国内のデング熱感染の症例が160%増加したことが知らされました。

コスタリカは、この病気が見られる中米で唯一の国ではありません。

ホンジュラスは、登録されているだけで約4万件の症例があり最も影響を受けている地域です。他の国ではグアテマラとエルサルバドルがあります。

コスタリカの健康監視省の省長であるロドリゴ・マリン氏は次のように述べています。

「2018年の同時期もそうでしたが、デング熱の症例が増加しています。今年は2,639症例が報告されており、昨年よりもほぼ1,300症例多い状態です。」

これが、なぜコスタリカ保健省が、チクングニアやジカのような他のタイプのウイルスを運ぶことに加えて、ネッタイシマカというデング熱を伝達する  蚊の繁殖地を根絶するために、110,000以上の場所で燻蒸消毒を実施した理由です。

 

デング熱とは何なのでしょうか

デング熱は、高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、嘔吐、発疹を引き起こすウイルス感染症です。

この感染症はネッタイシマカ蚊に刺されることで広がります。

デング熱は人から人へ直接伝染はしません。

デング熱は世界中の高温多湿地域では一般的であり、通常、雨季に大発生します。米国での発症はまれです。

デング熱は、場合によっては、鼻、歯茎、または皮膚の下で出血を引き起こす『出血熱』を引き起こします。

この病気が変形すると大量出血やショックに発展することもあります。

これらのデング熱は生命を脅かすものであり、入院し特別な治療が必要になります。

デング熱と診断された場合は、大量の水分を摂取し、休息をとり、アスピリン以外の解熱薬を服用してください。

治療を行う必要がある症状が現れ始めたら、医師に相談するのが最善です。

 

デング熱をどう予防?

デング熱を媒介する蚊は水たまりで繁殖するため、家庭内が蚊の繁殖地とならないように、水の入った容器を開けないことが勧められます。

ペルメトリンなど認定された防虫剤(EPA)を使用し、製品の指示に従ってください。

また、腕、脚、足を覆う服を着用してください。

衣服が薄い場合はその上から蚊が刺す可能性がありますので注意してください。

更なる保護のため、ペルメトリンまたは他の適切な殺虫剤で衣服を処理します。

 

雨季にコスタリカを旅行する場合の推奨事項

ドアや窓にエアコンまたは金網がある宿泊施設のあるホテルを選択してください。

寝る場所が屋外にある場合、またはドアや窓に金網がない場合は、蚊帳の中で寝るようにしてください。

蚊は屋内に生息しており、昼夜を問わずいつでも刺されます。

海外旅行でキャンプの予定がある場合は、旅行前にテント用の蚊帳を購入してください。

WHOPES(WHO農薬評価スキーム)として識別される世界保健機関が推奨する蚊帳を選んでください。それは、コンパクトで、白色をしており、長方形、1平方インチあたり156個の穴、マットレスの下に収まる十分な長さがあります。

ペルメトリンで処理された蚊帳は、未処理の蚊帳よりも保護効果があります。

ペルメトリンは、蚊や他の昆虫を殺す殺虫剤です。 蚊帳は洗ったり、日光にさらしたりしないでください。そうすることで、殺虫効果の消失が       早くなります。

 

子供連れでの旅行では

子供と一緒にコスタリカを旅行する場合は、虫よけ剤の使用は子供用の指示に従ってください。 2ヶ月未満の赤ちゃんには防虫剤を使用しないで   ください。

虫よけ剤は最初に手に自分の塗ってから子供に塗ってください。子供の手、目、口に直接塗ったり、皮膚を刺激したり切らないように注意してください。

レモンユーカリオイル(OLE)またはパラセタンジオール(PMD)を含む製品は3歳未満の子供には使用しないでください。

赤ちゃんや幼児の衣服は、腕と脚の両方を覆う必要があります。同様に、ベビーベッドやベビーキャリアを蚊帳で覆うようにしてください。

これらすべての予防策を講じれば、コスタリカへの旅行を難なく楽しみ、この美しい国にある自然の驚異を堪能することができます。

 

【以下のリンクより引用】

Dengue Fever Is Doing The Rounds in Costa Rica

Costa Rica News