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JapanRx / コソプトは緑内障患者のための投与頻度を減らす

コソプトは緑内障患者のための投与頻度を減らす

コソプト(メルク)は25年以上緑内障及び高眼圧症の治療のために承認された初めての配合薬です。コソプトはチモロールマレイン酸塩0.5%(非選択的β遮断薬)およびドルゾラミド塩酸2%(局所炭酸脱水酵素阻害剤)との組み合わせです。コソプトは緑内障や高眼圧症を治療する上でいくつかの特徴があります。 慢性疾患において最も苦労することは所定の治療法の遵守することです。 緑内障や高眼圧症では複数の点眼薬を使用する必要がありますが 目に異常がないと感じる時には、薬の使用を忘れがちになります。 患者は様々な薬の投与スケジュールを覚えておかねばならず、しばしば混乱をすることもあります。 投与に関して間違いが起こることは頻繁にありました。 時間をおかずに他の点眼薬と併用することにより有効性が弱まることも指摘されていました。 眼圧が制御されているように見えるがほとんどの場合は不十分です。 緑内障はゆっくりと進行し、進行しているかを見つけることは非常に困難です。 眼圧に問題がなくても患者には継続して視神経に損傷が起きる場合もあります。 症状が治まらない患者には治療計画に変化が生じ、薬を追加する必要があるため臨床医にとっては難しくなります。患者に対して投与法を指導しても緑内障患者は投与を遵守していないことがしばしばあります。コソプトは2つの効果的な緑内障治療薬を組み合わせており、便利であり患者の投与を大いに助けてくれるようになりました。別々に薬を点眼するより、同時に点眼したほうが眼圧レベルを管理できると見られています。コソプトは1日2回の使用でチモロールマレイン酸塩0.5%やドルゾラミド塩酸2.0%と同じ効果があると考えられています。 コソプトの副作用は2つの成分を使用した場合とほぼ同じと報告されています。 これらの副作用は深刻ではありません。 コソプトは非選択的β遮断薬や炭酸脱水酵素阻害薬が使用できない患者に対しては禁忌です。 またうっ血性心不全、洞性徐脈、喘息、慢性閉塞性肺疾患、過敏症を持っている患者には使用禁忌です。コソプトは他の点眼薬よりも眼圧を有効に下げることができ、さらに他の薬と組み合わせることで10ー20%の効果増強が期待されます。