コレステロール降下薬リピトールは夕食後、朝食後、同様の効果あり!
コレステロールを下げる薬は一般的に夕食後に飲むほうが効果が高いと言われます。ところが、リピトールとい
う薬の場合は朝食後に服用しても、夕食後に飲んだ場合と同じ効果が期待できるようです。
【夕食後に飲むのが効果的とされた理由】
コレステロールを下げる薬として有名なメバロチンは夕食後に飲むのが効果的です。その理由は、肝臓のコレステロール合成は深夜から午前2時の間が最高になります。その時間に薬の効果を最大限に持っていくためには、朝食後に飲むよりも夕食後に飲むほうが効果的だからです。
リピトールが「夕食後に飲むこと」とならないのは何故?
リピトールは半減期(血液中の薬の濃度が半分になるまでの時間)が長い、つまり、薬の効き目が長く続くということです。半減期が4時間以下のメバロチンのようなコレステロールを下げる薬は、夕食から寝る前の間に飲むべきということになっています。
リピトールの半減期は10時間です。1日のうちいつ飲んでも、効果は変わりません。リバロというコレステロールを下げる薬も半減期が11時間と長いのですが、他の薬に合わせて用法を1日1回夕食後と決められたようです。
飲み方は1日の生活スタイルに合わせるのもいいかもしれません。
リピトールのように1日のうちいつ飲んでも効果が変わらない場合、例えば、他に朝食後に飲む薬がある、又は夕食の時間が不規則で飲み忘れる可能性がある場合は、朝食後に飲めばいいです。
朝食を抜くことがよくあり、飲み忘れが心配という人は、夕食後に飲めばいいですね。
飲み忘れたり、1日おきに飲んだりすると、逆効果です。
リピトールと同じような化学構造を持った(スタチン系)の薬は、飲み忘れたり、1日おきに飲んだりすると、かえってコレステロールの合成を高めてしまうことがあります。決められた用法、用量をきちんと守って飲みましょう。
情報元 http://health-to-you.jp/hyperlipidemia/ripito-runofukuyou1087/