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コロナウイルス:無症候性患者も「同量のウイルスを保菌する」

無症候性患者が同量のウイルスを保菌

韓国の研究は、症状のないCovid-19患者も、症状のある患者と同程度の量のウイルスを保菌する可能性があることを示唆しています。この発見は、無症候性の患者がコロナウイルスの感染を拡散する可能性があることを示唆しており、感染の防止策の見直しを促しています。

研究方法と結果

韓国の研究では、3月の初めに大量検査が行われ、無症候性の患者が特定され、隔離されました。その後、地域の治療センターでこれらの患者のウイルス量が定期的に調査されました。その結果、症状のない患者と症状のある患者とで、鼻や喉に付着するウイルス量に有意な差がないことが示されました。

ウイルス検出期間と症状の有無

研究では、症状のない患者でもウイルスがかなりの期間検出され続ける可能性があることが示されました。ただし、症状のある患者よりも、ウイルスが体内から排除されるタイミングがわずかに早いことが判明しました。このことは、感染拡大を防ぐためには、無症候性の患者も積極的に検査し、隔離することの重要性を強調しています。

研究の制限

研究には、重症の疾患の患者は含まれていないため、その結果は一般化する際に制限があります。また、無症候性の患者は平均よりも若く健康である傾向があるため、全人口に対する適用性についても検討する必要があります。

まとめ

無症候性のCovid-19患者もウイルスを保菌することが明らかになりました。これは、感染の防止において、症状の有無に関係なく、検査と隔離の重要性を改めて強調するものです。今後の研究によって、無症候性患者の感染力やその他の特性についてさらに理解が深まることが期待されます。

**出典 2020年8月7日更新 BBC Health『Coronavirus: Asymptomatic cases 'carry same amount of virus'』 (2020年8月11日に利用)**