コロナウイルスとインフルエンザウイルス：より致命的なのは？

最近のコロナウイルスのアウトブレイクは、既に世界的な公衆衛生上の緊急事態と呼ぶことができることが証明されていますが、これは今年のインフルエンザシーズンよりも致命的なのでしょうか？
アメリカで人々の生活を破壊し続けているのは、どちらなのでしょう？

一部の専門家は、数に基づくと、インフルエンザは予防接種やワクチンがあるにも関わらず、死者数はコロナウイルスよりもはるかに多いと述べています。
実際、多くの人は、季節性インフルエンザの流行の方がはるかに致命的であるという説について、直ぐに納得することとなりました。
インフルエンザは毎年発生するため、コロナウイルス程大多大的に報道されず、2019年12月下旬に世界を驚かせました。

しかし、新しい分析では、コロナウイルス（現在は正式にはCOVID-19と呼ばれる）は、インフルエンザと比較して、少なくとも20倍は致命的であることが示されています。


＜アウトブレイクの軽視＞

コロナウイルスは、1月下旬から今年初旬までに発生したインフルエンザ程は大きなものではないという説は、現在のウイルス流行が以下に致命的かということを軽く見ている可能性があります。

しかし、この流行は致命的であり、これは死者数から見ても明らかです。
ウイルス感染の診断を受けてから短期間の間に、診断を受けた44,672人中1,023人が死亡しているのです。
上記を踏まえた分析によると、コロナウイルスの死亡率は約6.3％であり、これは現状の死亡率が0.1％であるインフルエンザよりもはるかに高くなっています。

さらに、このウイルスはインフルエンザよりも感染力が強く、そのため拡大速度が遥かに早く、より危険であることは言うまでもありません。
その上、インフルエンザのワクチンは既に存在しますが、コロナウイルスに関しては科学者や専門家は確実な出どころについてさえも特定できていないため、まだ治療法がわかっていません。

このウイルスが、人畜共通感染ウイルスであることは分かっています。
つまり、動物から人間に感染したということです。
しかし、どの動物から発症したのか、またその動物が実際に元々ウイルスの宿主であったのか、もしくは別の所から感染したのかも、確実には分かっていません。

ウイルスの流行は経済にも悪影響を与え、習近平国家主席が国の優先事項を再確認しなければならなかったほどに、中国全体の経済が凍結してしまいました。

出典 2020年2月19日更新 Medical Daily『Coronavirus vs. Flu Virus: Which Is Deadlier?』（2020年2月24日に利用）
https://www.medicaldaily.com/coronavirus-vs-flu-virus-which-deadlier-449583