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コロナウイルスの危険度は?

中国当局が新型コロナウイルスの発生を発表してから数週間後、世界中で75,000人が感染し、約2,000人が死亡したと推定されています。

コロナウイルス、または現在ではCOVID-19として知られるウイルスは、武漢にある動物や魚介類を販売する市場で発生し、それ以来米国を含むいくつかの国々に拡大しています。
この疾患は現在、人から人へうつると言われています。

ウイルスに関するニュースが広がり、死亡者数が急増し始めたことで、多くの人が、この新しいウイルスの蔓延がどの程度危険であるのかを疑問に思い始めました。
冠のような外観が名前の由来であるコロナウイルスには様々な種類があり、人間や動物に疾患を引き起こします。

コロナウイルスが引き起こす症状のほとんどは、簡単に回復する風邪のように、軽度です。
重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)など、ウイルスのその他の株は、肺炎を引き起こし、死に至る可能性があります。

2002~2003年にかけて、SARSに感染した8,000人の内770人が死亡しました。
MERSは感染者10人中3~4人が死亡したと、連邦防疫センター(CDC)は述べています。

この疾患の拡大(CDCによると、ヒトコロナウイルスは咳やくしゃみの他、他人と密接に接触したり、ウイルスが付着したものに触れた後に手洗いを行わず口や鼻、目に触れることで感染するといいます。)を抑えるために、武漢市は航空および列車の交通全てを遮断しました。
1月30日、世界保健機関(WHO)は、WHOの職員が宣言を延期するだろうと発表したわずか翌日に、コロナウイルスの蔓延を公衆衛生上の緊急事態であるとの宣言を行いました。

「この宣言は主に、中国国内の状況によるものではなく、他の国々の状況が理由で出されました。私たちの最大の懸念は、このウイルスが、医療システムがより脆弱で、ウイルス対策の準備が不足している国々で拡大する可能性があることです。」

一方、ウイルスの蔓延を監視するCDC当局は、最近数週間でアメリカで発生したウイルス症例が15件確認されているとはいえ、アメリカ国民に対するリスクは低いと主張しています。

最近、CDCとアメリカ合衆国税関・国境警備局(CBP)は、「中国から来た乗客の90%」を対象とする、乗客のスクリーニングを米国の20カ所の空港に拡大したと、ペンス副大統領は述べました。

ここ数週間で、トム・コットン上院議員は、ウイルスが様々な国に拡大するにつれて、中国の隠ぺいに関する懸念を表明しました。
保健福祉省長官のアレックス・アザールへの書簡で、コットン氏はアザール氏に対し、SARS蔓延時に隠ぺいがあったことを踏まえ、中国からの情報を吟味するよう促しました。
当時、中国は、発症から5カ月が経過するまで、疾患を一般に公表していませんでした。

「米国政府関係者が中国政府関係者からこの疾患に関する虚偽または誤解を招くような情報を提供されていると考えられる理由があれば、直ちに議会に通知するようお願いいたします。」と、コットン氏は記述しています。

出典 2020年2月19日更新 Fox News『How dangerous is coronavirus?』(2020年2月21日に利用)
https://www.foxnews.com/health/how-dangerous-is-coronavirus