コロナ禍での高齢者の孤独感の調査
ジョージア大学の新しい研究によると、アメリカで最高齢者たちはこれまでも様々な困難に逢ってきたと言いますが、多くの高齢者はCOVID-19と長期的な社旗的距離の措置についてストレスを感じています。
そして、ほとんどの人が連絡を取り合うために幅広いコミュニケーションツールを使用しています。
研究著者であるUGA老年学研究所の老年学の臨床准教授であるカースティン・エマーソン氏は、高齢者が社会的距離をとる措置がおこなわれているために孤独感がさらに悪化しているのではないかと心配しています。
高齢者が社会に関与するのに役立つ社交場の多くは、現在、社会的距離措置により、封鎖されています。
インターネットは社会とのつながりを助けることができますが、人らしい接触へ置き換えることは困難です。
また、信頼性の高いインターネットがないため、これらのリモート接続が不可能な場合もあります。」
州が外出禁止令の発行を開始するとすぐ、エマーソン氏は米国の高齢者を対象に調査を実施して、彼らがどのように対処しているか、そして、いくつかの可能な支援策への理解を深めようとしました。
米国に住む60歳以上の合計833人の成人へ3月30日から4月12日までの間に調査が行われました。
疾病管理予防センター(The Centers for Disease Control and Prevention)は3月5日に、高齢者がCOVID-19への曝露から身を守るために家にいるよう奨励する勧告を発表しました。
参加者が調査に参加するまでに、彼らは平均して17日間社会的距離を置いていました。
彼女は、調査参加者の2つのサブセット(60歳~70歳と71歳以上の大人)の間で応答がどのように異なるかに特に関心がありました。
「私がそうした理由の1つは、仕事の責任や生活状況が異なる可能性のある「前期高齢者」と「後期高齢者」の間で年齢グループによって違いがあるかどうかを確認したかったためです。」
とエマソン氏は述べました。
調査の回答からは2つのテーマが浮かび上がり、その年齢層に沿うように衰退しているように思われました。
60歳〜70歳の回答者の約40%は、中程度または非常にストレスを感じ、自分たちの生活をコントロールできなくなったと感じました。
エマソン氏は、このサブグループが、通常よりも暴飲暴食が多いなど、不健康な行動の増加を報告していることを発見した理由かもしれません。
3分の1の人々では運動量が少ないことが報告されています。
エマソン氏はまた、同じグループの3分の1はより運動量が多いと述べています。
しかし、71歳以上の後期高齢者のサブグループは前期高齢者よりもストレスにうまく対処しているようです。
74%がストレスをほとんどまたはまったく経験しておらず、現在の状況を過去の戦争を生き抜くよりストレスが少ないと比較しています。
「そこに高齢者の強みがあります。」
とエマソン氏は述べました。
「彼らは私たちには信じられないような人生経験と対処方法を持っていますが、それは彼らの知恵の一部です。私たちは、歴史上の悪い時期を管理し、生き抜く方法の例として、本当に高齢者に目を向けることができるのです。」
当然のことながら、すべてのモード間の通信が増加しています。より多くの高齢者がソーシャルメディアを呼び出し、テキストメッセージ、電子メールを送信し閲覧しています。
特に、社会的距離が離れている場合と比較して、回答者の3分の2がフェイスブックなどのソーシャルメディアを利用しており、より多くのスマートデバイスを使用しています。
半数以上が1日1回のビデオ通話の使用を報告しています。
この情報は公衆衛生の管理を行う人にとって重要です。
エマソン氏は高齢者の感情的および肉体的幸福を遠隔で支援するための介入方法を作り出そうとしています。
エマソン氏は、調査回答者はインターネットとパソコンまたはスマートデバイスにアクセスできる個人を代表していると述べました。
「そのため、おそらく最も脆弱な人々である、農村部で社会的に孤立している人々、または究極に貧しい人々にはおそらく行き届かないでしょう。」と述べました。
エマソン氏は、さらに学ぶべきことが常にあると述べました。
「調査では、場合によって回答よりも多くの質問が出されますがそういうものです。」
【以下のリンクより引用】
UGA study looks into feelings of loneliness among older adults during COVID-19
News Medical Net