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コンサート会場でのフラッシュがてんかん発作を引き起こす可能性

2019年6月12日(HealthDay News) -  20歳の若者が音楽祭で初めてのてんかん発作を起こして倒れました。
恐ろしいことではありますが、彼のケースは珍しくないと、ある研究やは言います。

研究者によるとカメラのフラッシュ(ストロボの点滅)に照らされたコンサートの来客には通常の3倍、てんかん発作の危険性があります。

「ストロボ効果が唯一の原因であるかどうか、あるいは睡眠不足や薬物乱用も影響しているかどうかに関係なく、適切な解釈では、特に、夜間の大規模な
『エレクトロニックダンスミュージック』フェスティバルでは、おそらくそのイベントごとに少なくともてんかん発作を
発症する人が数人いるということです。」
と、著者らは記しています。

この報告の主執筆者はオランダのアムステルダムにあるVU メディカルセンターのニューエル・サレット氏です。
この調査のため、研究者らは2015年にオランダで開催された28件の昼間および夜間のダンスフェスティバルで医療援助を必要とした
コンサートの参加者に関するデータを収集しました。コンサートの総出席者数は400,000人を超えました。
てんかん発作の可能性のある兆候には、意識喪失、筋肉のけいれん、舌をかむ、そして、尿失禁などがあります。

ストロボが使われた夜のコンサートには約24万2千人の人々が参加し、日光のためにストロボがそれほど強くなかった日中のフェスティバルには、
約159,000人が参加しました。
そのうち、約3,000人が医療手当を必要とし、そのうちてんかん発作が見られたのは39人でした。

発作の危険性は、日中のコンサートよりもストロボの使用が多くなった夜間のフェスティバルの方が約4倍高くなったことを研究者らは発見しました。

この研究の一部には、てんかん発作の危険性の増大と関連している脱法ドラッグの『エクスタシー』の使用の分析が含まれていましたが、
研究者達はこの薬を発作の唯一の原因として除外しました。

この研究では2つが関連しているようだということで、ストロボライトがこれらの発作を引き起こしたことを証明することができませんでした。

「しかしながら、私たちの数字は恐らく、てんかん発作を起こした人の総数の過小評価であると私たちは考えています。」
とサレット氏と同僚はジャーナルのニュースリリースで述べました。

光の点滅によって引き起こされるてんかんは、感光性てんかんと呼ばれます。
著者は、ストロボに対して反応する危険がある人には、エレクトロニックミュージックフェスティバルへ参加することは避けるべきだと勧告しています。
もし夜間コンサートに行く機会があるようでしたら、事前に十分な睡眠をとるようにしてください。
ドラッグはやらず、ステージの近くに立たないようにしてください。
発作に先行することが多い知覚的な変化、いわゆる「オーラ」が見えたら、直ちに会場を後にしてください。  

【以下のウェブサイトより引用】
https://consumer.healthday.com/cognitive-health-information-26/epilepsy-news-235/strobes-at-concerts...