コーヒー消費で痛風リスク低下

コーヒーを1日4杯以上飲むことで痛風発作リスクが低下するとカナダの研究者により 報告されました。ブリティッシュコロンビア大学のチームが痛風発作の原因とされる尿酸値がコーヒーを飲むことで下がることを発見しました。しかし茶には効果が見られなかったことより、カフェインが作用したのではないと考えられています。 ジャーナルArthritis Care and Researchに発表されました。 痛風は英国では60万人の患者がいるとされ、その数は近年増加していると考えられています。尿酸が血中から関節内で結晶になり多くの場合に下肢の関節の痛みます。 ビールの飲みすぎ、赤い肉の食べすぎなどが原因とされています。 対処法としては抗炎症薬の服用や、健康的な食事を摂る、水をたくさん飲むなどがあります。 症状がひどい場合には血液中の尿酸値を下げるより強力な薬の使用がされます。 最新の研究では1988年から1994年の間の男女の食生活を見て、血液検査による尿酸値と比較しました。 研究で1日4杯以上のコーヒーを飲む人は、1杯以下の人と比べ、血液中の尿酸値が下がることが分かりました。カフェインなしのコーヒーでも効果が見られたのでカフェインが作用したのではないと考えられました。研究チームはコーヒーが血中のインスリン値も下げる作用があることを述べ、インスリン値と尿酸値に何らかの関係があることを考えました。 英国協会の会長であるAndrew Bamji氏は次のように語りました。 「コーヒーの消費が血中尿酸値に影響を与えないという考えはありません。 現在この研究は私が見た中で結論まで至った最初の研究です。しかし一部の人々は痛風発作を引き起こすことなく高い尿酸値のまま生活しています。」

以下のサイトより引用
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/6690595.stm