ジェネリックC型肝炎薬はブランド薬と同様の効果あり

ジェネリック抗ウィルス薬は、安価で入手できますが、C型肝炎の治療薬ではより高価な先発品の薬と同じくらい有効で安全であると研究者らは報告しています。

多くの国では、人々は高額なために先発品の抗ウイルス薬の治療を受けられません。高額な費用は患者ひとりあたりUS94,000ドルに上ると研究者らは説明しています。
しかし、量産されたジェネリック版の後発品は、先発品の薬の小売価格の1％未満で入手可能であると付け加えた。

オーストラリアのホバートにあるGP2U TelehealthのジェームスF.フリーマン博士は、「暫定的なデータは、高価な治療薬が必要なために治療が制限されている地域におけるC型肝炎の患者の潜在的な解決策を示しています。」と述べています。

米国、カナダ、アフリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、東南アジアの患者を対象とした研究では、ジェネリック薬の抗ウィルス薬ソフォスビル（ソバルディ）、レディパスビル、ダクラタスビル（ダクリンザ）、リバビリン（リビトール）と同等に効果的でした。

米国で94,000ドルの費用を払う先発品の抗ウイルス薬での治療は、ジェネリック薬では1,000ドル未満で治療を受けることができます。
そして、12週間の治療コースは、将来的にはわずか200ドルの費用まで下がりうると、研究者はニュースリリースで述べています。

「世界的なC型肝炎の流行を治療することは経済的に実現可能であり、さらにC型肝炎が治癒すれば、生存率が改善され、肝がんや肝硬変のリスクが低下するという証拠があります。」と、フリーマン博士はニュースリリースで述べました。
彼は、治癒した患者は仕事に戻ることができ、社会にさらなる経済的利益をもたらすと付け加えました。
別の専門家は、C型肝炎に苦しむの人々のためには、これらのジェネリック治療には明確な役割があると述べました。

C型肝炎は肝臓に感染して炎症、瘢痕化、肝臓癌に至るウイルスです。

（記事元）https://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/hepatitis-news-373/generic-hepatitis-c-drugs-as-effective-as-pricey-brand-names-study-709925 .html