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JapanRx / ジャディアンス (エンパグリフロジン):2型糖尿病を治療するSGLT2阻害薬

ジャディアンス (エンパグリフロジン):2型糖尿病を治療するSGLT2阻害薬

エンパグリフロジンは2型糖尿病患者に対する臨床試験にて、単独療法および併用療法としての使用した際の有効性と安全性が実証されました。

エンパグリフロジンは、HbA1c(ヘモグロビンA1c)値を平均0.8%低下させ、一般的に薬剤耐性もつきにくいとされています。起こり得る副作用は、他のSGLT2阻害薬と似ています。薬価に関してもその他のSGLT2阻害薬と同等ですが、メトホルミンやスルホニルウレアよりは高く設定されています。

上記によりエンパグリフロジンは、メトホルミンを投与できない、もしくはメトホルミン投与により症状の改善が見られない糖尿病患者に対する経口薬の選択肢の一つとなるでしょう。
エンパグリフロジンは、治療を受けていない糖尿病患者に対して単独療法として使用される場合最も有効な選択肢ではない可能性があり、また効き目や安全性の面でもその他のSGLT2阻害薬と同等であると言えます。

エンパグリフロジンやその他のSGLT2阻害薬は2013年3月より販売された新薬である為、これらの医薬品が尿路へ及ぼす長期的影響については、未だ確認されていません。FDAは、更なる市販後調査を行い、長期的な影響を調査し、臨床結果に基づいた研究を行い、2型糖尿病に対するエンパグリフロジン使用の安全性をより明確にするよう求めています。

PMC Journals, 2015年6月
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4450666/