電話: (050) 5806 4417

平日09:30~18:30(日本時間)

JapanRx / スポーツ関連で脳震盪を起こした後の完全な休息は推奨されない

スポーツ関連で脳震盪を起こした後の完全な休息は推奨されない

2021616日水曜日(ヘルスディニュース)- アスリートが脳震盪を起こした後は、回復が遅くなる可能性があるため、厳密な休息は勧められないと米国の専門家パネルによる最新の合意声明で発表されています。

ブリティッシュジャーナルオブスポーツメディシンに615日に発表された声明によると、ほとんどの成人アスリートは2週間以内に完全に回復し、子供であれば4週間以内に回復します。

初期症状の数と重症度は、患者が回復するのにかかる時間を示す最良の指標です。

新しい声明を作成したパネルのメンバーであるマーゴット・プトゥキアン博士は、次のように述べています。

「話題となったほとんどのアスリートは回復し、プレーに戻ることができるでしょう。」

「それぞれの怪我は独特であり、回復には独自のタイムラインがあります。しかし、アスリートは自身の回復を助けるために彼らが行えるステップがあり、そこに治療法があることを知り安心するでしょう。」

と彼女はニュースリリースで付け加えました。

回復を長引かせたり複雑にしたりする可能性のある要因には、年齢の若さ、以前の脳震盪歴、 1分以上の意識の喪失、および、片頭痛、ADHD、学習障害、うつ病、不安症、パニック発作、乗り物酔いなどの既存の状態があると声明には記されています。

最初の1週間以内に中程度の有酸素運動を進行して行うことは、回復に役立ちます。

ほとんどのアスリートは、急性脳震盪の症状に対して市販薬や処方薬を必要としません。

声明は、「栄養補助食品」が脳震盪の予防または治療に役立つことを示唆する証拠はないと述べています。

栄養補助食品は、薬用または健康上の利点を提供する食品または食品の一部です。

この声明は、6つの主要な専門家協会のチームによって作成され、脳震盪の管理に関する2011年の声明を更新しています。

倦怠感、頭痛、不安などの持続的な症状は、通常、単一の要因によって引き起こされるのではなく、脳震盪の身体的および精神的影響と基礎疾患との間の「複雑な相互作用」に起因する可能性が高いと言われています。

これらの場合、治療は特定の症状に焦点を当てる必要があります。治療の例には、認知行動療法および/または睡眠、栄養、水分補給などでのライフスタイルの変更です。

 

毎年、18歳未満のアメリカ人の間では100万件から180万件の脳震盪が発生しています。

高校の運動選手では約40万人が発生しています。

新しい声明は、脳震盪の症状は特定されておらず、また、血液検査、遺伝子検査、標準的な画像技術などの信頼できる診断方法がないことを指摘しています。

結果として、スポーツ関連で発生する脳震盪の実際の数は不明なのです。





【以下のリンクより引用】

Strict Rest Not Recommended After Sports-Linked Concussion, Experts Say

Healthday