セロトニン併用との阻害について
FDAによるとセロトニンに作用する特定のタイプの抗精神病薬を服用中の患者へメチレンブルーを投与すると中枢神経系に深刻な副作用が起こる可能性があることが分かりました。
薬物相互作用の正確なメカニズムは不明ですが、メチレンブルーは脳内のセロトニンの分解を行うモノアミン酸化酵素の作用を阻害するといわれています。
セロトニン精神薬を服用中に脳内ではセロトニンの濃度が高まり、脳内に蓄積することで毒性を引き起こすと考えられています。これはセロトニン症候群と呼ばれ症状は精神的な錯乱、多動性、筋けいれん、過度の発汗、震えや揺れ
、下痢などがあります。医療従事者と患者よってはメチレンブルーがモノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)であることに気づかない場合がありますがセロトニン作用薬は決してメチレンブルーと併用しないでください。(FDAホームページより、http://www.fda.gov/Drugs/DrugSafety/ucm263190.htm#table)