タダラフィルとタムスロシンの併用はLUTSのあるED患者で有効
新しい研究によれば、タダラフィルとタムスロシンの併用は、勃起機能障害(ED)と下部尿路症状(LUTS)のある男性の勃起機能と尿の症状全体の 改善において、タダラフィル単独よりも優れているわけではありませんが、この併用療法では、最大尿流率(Qmax)と排尿症状の大幅な改善が みられます。
研究結果は、EDおよびLUTSの75人の男性を対象に行われた前向き観察試験からのものです。
12週間にわたる試験ではこれらのうち、50人の男性がタダラフィル5mgとタムスロシン0.4mgの併用療法での投与を毎日受け、25人がタダラフィル5mgとプラセボの投与を毎日受けました。
ベースラインで、両グループは国際前立腺症状スコア(IPSS)と5つのアンケートによる国際勃起機能指数(IIEF)を使用し測定時に同様の特性と症状に関するスコアが示されました。
ベースラインから12週間まで、すべての男性に、IIEF、総IPSS、IPSS保管、Qmaxでの大幅な改善がみられたことが、Journal of Clinical Medicine誌の 中で報告されました。
この報告は、イタリア・フィレンツェ大学のアルカンジェロ・セバスティアネッリ博士と博士のグループにより行われています。
12週間の試験中、併用群とタムスロシン-プラセボ群では、IIEF、総IPSS、およびIPSS保管に関して有意な差はありませんでしたが、一方で、 IPSSおよびQmaxの改善は、併用療法群では有意に改善されました。
平均的な排尿IPSSは、ベースラインの8.6ポイントから12週間で5.1ポイントに減少し、併用療法群では3.5ポイント減少し、タダラフィル単剤療法群では 2ポイント減少しました。
ベースラインから12週間までの平均Qmaxは、併用療法群で10.3ポイントから14.5ポイントに4.2ポイント増加し、一方タダラフィル単独療法群では、 9.6ポイントから11.8ポイントという2.2ポイントの増加にと止まりました。
研究者によると、いずれのグループでもこれらの治療に関連した重度の有害事象は報告されていません。
【以下のウェブサイトより引用】
Adding Tamsulosin to Tadalafil May Benefit ED Sufferers With LUTS
Renal & Urology News