デジタルスキルを教える4つの特別支援学校
予備計画に従ったこの取り組みは700人以上の生徒に利益をもたらすでしょう。
来年、シンガポールの4つの学校が基本的なデジタルスキルを授業のカリキュラムに組み入れ特別な支援を必要とする700人以上の生徒が、 インターネットで情報を検索する方法や、インターネットをつかった支払いを行う方法、電子メールを使用する方法、オンラインでチャットする方法を学びます。
この4つの学校は、特別支援者協会(APSN)デルタ・シニアスクール、APSNタングリンスクール、グレースオーチャードスクール、メッタスクールの 4校です。
シンガポールの公共機関であるInfocomm Media Development Authority(IMDA)は、このレッスンは、軽度の知的障害のある生徒と 自閉症スペクトラム障害のある生徒(13〜20歳)の学習ニーズをサポートすると述べています。
デジタル包摂型社会を構築するための次のステップは、今年初めに70人の学生を対象としたパイロットプログラム(予備計画)で肯定的な反応が得られたのを受けて始まります。
情報通信大臣のS.イシュワラン氏は、昨日この活動を発表する中で、パイロットプログラムの学生がSingPassアカウントと政府サービスへの アクセス方法を学び、学生が生産的で有意義な生活を送ることを支援することを目的としていると付け加えました。
デジタルプラットフォームとサービスへのアクセスを得ることはすべてのシンガポール人が持つべきスキルだと彼は述べました。
生涯学習研究所での初のデジタルインクルージョンフェスティバルの開会式で発言したイスワラン氏は、次のように述べています。
「デジタルに対応した社会を構築することは、すべての人がテクノロジーを利用できるようにすることだけではなく、人々の生活に価値をもたらす 方法でテクノロジーを使用するスキルを身に付けることでもあります。」
パイロットプログラムに参加したAPSN デルタ・シニアスクールのオユン・ジラ君(18歳)は、次のように話しています。
「今年、Gmailアカウントの作成方法を習得しました。メールを送信(および)受信もできます。ファイルを添付する方法も知っています。とても 簡単です。今は自分の電話を使ってメールを読んでいます。」
APSNデルタシニアスクールの校長であるスバシュ・ラザール氏は、この授業により、オユン君のような生徒が他の人と交流し、コミュニティに参加し、より自信を持つことができるようになったと述べました。
「テクノロジーとその用途への親和性に関しては、生徒が全員、同じ場所にいると思い込んではいけません。」と彼は言いました。
「カリキュラムに基本的なデジタルスキルを意図的、かつ戦略的に含めることで、技術の進歩が加速している世界で学生が適切に有能であり 続けることが保証されます。」
イシュワラン氏は、IMDAとAPSN タングリンスクールがサイバーウェルネスアドベンチャー・バーチャルリアリティゲームを開発したことも 発表しました。
このゲームでは、生徒はサイバー衛生を改善するためのさまざまな習慣やその重要性を学ぶことができます。これは新しいカリキュラムを 補完するものとなるでしょう。
このゲームにおいて、学生は強力なパスワードの設定、偽のニュースの特定、ネットいじめの管理、デジタルフットプリントの倫理的影響への理解を学ぶとIMDAは述べています。
イシュワラン氏はまた、600社を超える組織が、テクノロジーをより包括的にするための一連の取り組みであるデジタル参加誓約(Digital Participation Pledge, DPP)を支援していると述べました。
これには従業員に、顧客または利害関係者に彼らのデジタルサービスの包括的で安全な使用について案内を行うといったデジタルスキルを 身に付けることが含まれます。
DPPを採用した組織は、少なくとも1つの分野でその約束を果たすことを約束しました。
イスワラン氏は、これらの組織の一部を表彰する授賞式が11月に開催されると述べました。
「従業員、利害関係者、そして地域社会でのデジタル対応の準備をするためのイニシアチブを持っている組織を認識するのが私たちの 方法です。」
【以下のウェブサイトより引用】