デジタル制御による敗血症モニタリングは入院患者の転帰を改善する可能性
Journal of the American Medical Informatics Associationで11月20日にオンラインで公開された調査によると、デジタル方式での「敗血症アラート」が予後の改善に関連しています。
イギリスにあるインペリアルカレッジロンドンのケイト・ハニーフォード博士と同僚は、マルチサイト病院ネットワークへのデジタル方式のランダム化なしでの敗血症アラートの段階的導入を比較しました。
介入グループでは、敗血症アラートを実行中臨床医へは可視化がされましたが、対照群ではそうではありませんでした。
2つのグループ間では、死亡率、入院期間、タイムリーな抗生物質の投与が比較されました。
研究者たちは、アラートの導入が、死亡率の低下と関連していることを発見しました(オッズ比:0.76)。少なくとも7日以上の長期入院ではオッズが低く(オッズ比:0.93)また、抗生物質を必要とする患者では、適時の抗生物質投与のオッズが増加しました(オッズ比:1.71)。
「これらの調査結果は、ネットワーク規模のデジタル方式での敗血症アラートの導入が患者の転帰の改善に関連していることを強く示しており、デジタル方式をベースとした介入がうまく導入されれば、容易に評価できることを示しています。」
と著者は記しています。
【以下のリンクより引用】
Digital Sepsis Monitoring May Improve Inpatient Outcomes
Dermatology advisor