トイレの後は必ず手洗いが必要な理由
トイレを使うには、ドアを開ける、蓋を持ち上げる、拭く、洗い流すなどの動作が伴い、多くの物に触れます。
いずれの行動においても、手に細菌が付着する可能性があります。
ですので、手洗いを行わないと、トイレの後身の回りのもの全てを汚染すると考えてみて下さい。
(例えば最近の研究では、抗生物質耐性型の大腸菌は、生の肉の取り扱いよりも、不衛生なトイレ習慣が原因で拡散されていることがわかっています。)
トイレの後手を洗わない人はたくさんいます。
とある研究では、米国に住む3,749人のトイレ後の手洗い習慣を調べた所、石鹸で手を洗おうとしたのは67%のみでした。
また、手を洗う人の内、推奨される時間を使って石鹸で手を洗ったのはわずか5%でした。
家庭医のダニエル・アラン医師は、トイレ後の手洗いが必要不可欠である理由や、手洗いを正しく行う方法を説明しています。
<手洗いの重要性>
連邦防疫センター(CDC)によると、サルモネラ、大腸菌、ノロウイルスなどの細菌(わずか一例を挙げると)は、トイレの使用後やおむつを替えた後手に付着し、その後他の物に付着する可能性があるといいます。
「トイレを出る時、手に付着する細菌の数はトイレに入った時の2倍になることがあります。」とアラン医師は言います。
「研究では、クレジットカードやお金、携帯電話が排泄物で汚染されていることが示されています。」
良い知らせとしては、手洗いを適切に行う人は、下痢やウイルス感染(風邪のような)、食中毒の発症率が低いということです。
またCDCは、適切な手洗いを行うことで、子供が消化器疾患で学校を休む日数を少なくとも29%減らすことができると述べています。
<手洗い方法の段階的ガイド>
95%の人が適切に手を洗えていないことを考慮すると、以下のアラン医師による簡単な手洗いレッスンを参考にしてみてはどうでしょうか。
1. タオルをとり、横に置く。(これは後に重要になります。)
2. 手を完全に濡らす。水温は関係ありません。
3. 石鹸をとり、手の甲から手のひら、指や爪の中まで擦る。アラン医師は、どんな種類の石鹸を使っても問題無いと言っています。
4. 最低20秒間手を擦る。手を擦る時間は平均6秒でした。そのため手洗いを極めていると思っている方は、今一度思い直してみましょう。子供(もしくはあなた自身)には、手洗い中歌を歌うと効果的かもしれません。(参考までに、ABCの唄を通常のペースで歌うと、約20秒となります。)
5. 手を良く洗い流す。
6. 置いておいたタオルを使い、蛇口を閉める。(少なくとも自分の汚い手で触っているため)
7. 手を完全に乾かす。「手の乾燥は重要なポイントです。」とアラン医師は言います。「手が湿っていると、乾いた手と比べて1,000倍細菌が付着しやすくなります。」
上記のタオルを使ってトイレのドアを開けても良いでしょう。
他の場所でも(トイレの便座よりも細菌が多いエレベーターのボタンなど)この方法を用いることで、汚染の拡大を制限することができます。
<ハンドサニタイザーは、手洗いと同様の効果があるか?>
ハンドサニタイザーの方が簡単に思えます。
しかし、手洗いの代わりになるのでしょうか?
アラン医師は、次のように述べています。
「何も使わないよりは良いでしょう。ですが、使用するハンドサニタイザーに、少なくとも60%のアルコールが含まれていることを確認してください。」
しかしハンドサニタイザーには、以下の様な欠点がいくつか存在します。
急を要しており、アルコールベースのハンドサニタイザーしか選択肢がない場合は、以下の方法で使用して下さい。
1. 手全体を覆うのに十分な量を使用する
2. 最低20秒間、もしくは手が乾くまで、手を擦り合わせる
出典 2019年12月20日更新 healthessentials『Why You Really Should Wash Your Hands After Using the Bathroom (Every Single Time!)』(2019年12月23日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/why-you-really-should-wash-your-hands-after-using-the-bathroom-ev...
いずれの行動においても、手に細菌が付着する可能性があります。
ですので、手洗いを行わないと、トイレの後身の回りのもの全てを汚染すると考えてみて下さい。
(例えば最近の研究では、抗生物質耐性型の大腸菌は、生の肉の取り扱いよりも、不衛生なトイレ習慣が原因で拡散されていることがわかっています。)
トイレの後手を洗わない人はたくさんいます。
とある研究では、米国に住む3,749人のトイレ後の手洗い習慣を調べた所、石鹸で手を洗おうとしたのは67%のみでした。
また、手を洗う人の内、推奨される時間を使って石鹸で手を洗ったのはわずか5%でした。
家庭医のダニエル・アラン医師は、トイレ後の手洗いが必要不可欠である理由や、手洗いを正しく行う方法を説明しています。
<手洗いの重要性>
連邦防疫センター(CDC)によると、サルモネラ、大腸菌、ノロウイルスなどの細菌(わずか一例を挙げると)は、トイレの使用後やおむつを替えた後手に付着し、その後他の物に付着する可能性があるといいます。
「トイレを出る時、手に付着する細菌の数はトイレに入った時の2倍になることがあります。」とアラン医師は言います。
「研究では、クレジットカードやお金、携帯電話が排泄物で汚染されていることが示されています。」
良い知らせとしては、手洗いを適切に行う人は、下痢やウイルス感染(風邪のような)、食中毒の発症率が低いということです。
またCDCは、適切な手洗いを行うことで、子供が消化器疾患で学校を休む日数を少なくとも29%減らすことができると述べています。
<手洗い方法の段階的ガイド>
95%の人が適切に手を洗えていないことを考慮すると、以下のアラン医師による簡単な手洗いレッスンを参考にしてみてはどうでしょうか。
1. タオルをとり、横に置く。(これは後に重要になります。)
2. 手を完全に濡らす。水温は関係ありません。
3. 石鹸をとり、手の甲から手のひら、指や爪の中まで擦る。アラン医師は、どんな種類の石鹸を使っても問題無いと言っています。
4. 最低20秒間手を擦る。手を擦る時間は平均6秒でした。そのため手洗いを極めていると思っている方は、今一度思い直してみましょう。子供(もしくはあなた自身)には、手洗い中歌を歌うと効果的かもしれません。(参考までに、ABCの唄を通常のペースで歌うと、約20秒となります。)
5. 手を良く洗い流す。
6. 置いておいたタオルを使い、蛇口を閉める。(少なくとも自分の汚い手で触っているため)
7. 手を完全に乾かす。「手の乾燥は重要なポイントです。」とアラン医師は言います。「手が湿っていると、乾いた手と比べて1,000倍細菌が付着しやすくなります。」
上記のタオルを使ってトイレのドアを開けても良いでしょう。
他の場所でも(トイレの便座よりも細菌が多いエレベーターのボタンなど)この方法を用いることで、汚染の拡大を制限することができます。
<ハンドサニタイザーは、手洗いと同様の効果があるか?>
ハンドサニタイザーの方が簡単に思えます。
しかし、手洗いの代わりになるのでしょうか?
アラン医師は、次のように述べています。
「何も使わないよりは良いでしょう。ですが、使用するハンドサニタイザーに、少なくとも60%のアルコールが含まれていることを確認してください。」
しかしハンドサニタイザーには、以下の様な欠点がいくつか存在します。
- 手が汚れていたり脂っこい場合はあまり効果的ではない
- 化学物質や重金属、病気を引き起こす物質を除去することはできない
- 下痢を引き起こす細菌一部の寄生虫やノロウイルス、クロストリジウム・ディフィシルを殺菌できない
急を要しており、アルコールベースのハンドサニタイザーしか選択肢がない場合は、以下の方法で使用して下さい。
1. 手全体を覆うのに十分な量を使用する
2. 最低20秒間、もしくは手が乾くまで、手を擦り合わせる
出典 2019年12月20日更新 healthessentials『Why You Really Should Wash Your Hands After Using the Bathroom (Every Single Time!)』(2019年12月23日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/why-you-really-should-wash-your-hands-after-using-the-bathroom-ev...