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ニュージーランドで麻疹が流行:旅行者へ警告が促される

ウェリントン(ロイター)- ニュージーランド当局は、本国最大の都市であるオークランドに旅行する前に、はしかの予防接種を受けることを旅行者に   求めています。

ニュージーランドではは22年来で最悪の麻疹の流行に直面しています。

「オークランドを訪問する予定がある場合は、少なくとも訪問の2週間前には予防接種を受けるようにしてください。」

と、保健大臣のジュリー・アン・ジェンター氏は今週、声明の中で述べました。

「これには12か月の子供も含まれます。」と彼女は付け加えました。

麻疹の症例は世界的に増加していますが、アメリカやドイツなどの富裕国では、一部の親が、はしか、おたふく風邪、風疹ワクチン(MMR)は自閉症を引き起こす可能性があるという医学的根拠があるとした懸念や、哲学的または宗教的な理由によりワクチンを避けています。

米国では、1992年以来最悪の流行が30の州で見られ1,200を超える症例が記録されていますが、英国やドイツなどの他の国でも今年はより多くの  症例が記録されています。

ニュージーランドでは、今年これまでに849件の麻疹の症例が報告されており、1997年以来最悪の麻疹の流行となっています。

そのうちの731件はオークランドで発生し、うち3分の1はここ2週間での発生と加速していると、州放送局のラジオ・ニュージーランドが報じました。

オークランド以外での病気の広がりは限られているようです。

今週初め、市内のマヌレワ高校では13人の生徒が麻疹にかかったことが判明し、それにより約300人の生徒が帰宅しました。

学校では、予防接種を受けていない生徒には月曜日まで自宅待機するように伝えています。

「ニュージーランドでの麻疹の流行は、麻疹の国際的な広がりを反映しています。世界中で重大な流行が発生しており、こういった国々での症例が  アオテアロア(ニュージーランド)にも広がっています。」

と、ニュージーランドの正式なマオリ名を使用し、ジェンター氏は述べました。

 

麻疹にかかったニュージーランドの10代の少女は、今月初めに南カリフォルニア州のディズニーランドやその他の人気の観光地を訪れていました。 

麻疹は他の人に感染している可能性があると、政府保健当局は警告しています。

ジャシンダ・アーダーン首相は、麻疹の予防接種をまだ受けていない人には予防接種を受けるよう促しています。

「予防接種を受けない人を心配しています。予防接種はこのような流行の拡大を防ぐためにできる最も重要な対策ですので、再びワクチンの接種を 受けるよう皆さんに奨励します。」

 

【以下のウェブサイトより引用】

New Zealand measles outbreak prompts travel warning

REUTERS