ノバルティスファーマ株式会社のディオバン問題

スイスの製薬会社ノバルティス社はディオバンの論文についてデータ改ざんが発生したことに関して、日本での事業見直しをおこなうと発表しました。

ノバルティスのデビッド・エプスタイン氏は、この問題は会社の利益にはさほど影響を与えないと見ています。
エプスタイン氏は今回の日本支社での件において、ノバルティス社は今後、同様の事件を起こさないようにコンプライアンス諮問委員会を立ち上げると述べました。

問題が発覚する前、日本では「ディオバン」は全体の売り上げの4分の１を占めており、グループ全体の売り上げでは9%となっていました。
ディオバンはかつてノバルティス社の売り上げトップの製品でしたが、需要が落ちこみ、さらに今年いっぱいでその特許期限が切れることから、さらに売り上げが落ちると考えられています。
日本のいくつかの病院では、日本の大学がディオバンの脳卒中や狭心症の発生率を減少させるという、有効性に関する論文を撤回した後、ディオバンの処方を取り止めています。

記事元：
http://www.girardgibbs.com/blog/diovan-investigation-novartis-blood-pressure-drug-data-altered/