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JapanRx / ノルウェーで2型糖尿病治療薬インボカーナ(カナグリフロジン)とボカーナメットが発売開始

ノルウェーで2型糖尿病治療薬インボカーナ(カナグリフロジン)とボカーナメットが発売開始

ムンディファーマは、ノルウェーで2型糖尿病(T2DM)治療薬のインボカーナ(カナグリフロジン)とボカーナメット(カナグリフロジン/メトホルミン)を発売しました。

ヤンセンファーマシューティカN.V社とのパートナーシップに沿って、ムンディファーマは現在、これらの治療薬を欧州経済地域(EEA)およびスイスの18カ国で独占的に販売しています。
インボカーナとボカーナメットは、スウェーデンとデンマークでの発売に続いてノルウェーでの発売が開始したことにより、スカンジナビア全土で入手可能になりました。

1日1回服用の経口錠であるインボカーナは、ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬の一つであり、2013年以来欧州連合で承認されています。
ボカーナメットは、作用メカニズムの異なる2種類の経口血糖降下薬(カナグリフロジンとメトホルミン)を配合し、これにより互いのメカニズムを補足し合う作用があります。

欧州メディカル・アフェアーズのトップであるビニシウス・ゴメス・デ・リマ医師は、次のように述べています。
「インボカーナとボカーナメットの欧州市場を拡大し、2型糖尿病管理における2つの新しい治療選択肢をノルウェーの医療従事者に提供できたことを嬉しく思います。」
「欧州の2型糖尿病患者は増え続けており、患者の負担軽減の為効果的な治療が必要です。インボカーナとボカーナメットは、血糖コントロールの改善、心血管系の罹患率および死亡率の減少、ならびにこの疾患において重要となる腎疾患の改善を示しています。」

現在欧州の2型糖尿病患者は約5,800万人であり、2045年までに6,700万人に達すると予測されています。
未治療のまま放置すると、心血管疾患や腎不全などの深刻な合併症を発症するリスクが高まります。

昨年、欧州医薬品庁(EMA)は、インボカーナとボカーナメットの製品ラベルに、
心血管疾患の既往歴、または少なくとも2つの心血管疾患危険因子を有する2型糖尿病患者における、心血管疾患関連の主要な有害事象減少に関するデータを含めることを承認しました。
このラベル更新は、今日までで最大のナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬に関する臨床試験である、CANVAS臨床試験の結果によって裏付けられています。
アメリカ糖尿病学会(ADA)と欧州糖尿病学会(EASD)も、2018年10月にコンセンサス・レポートを発行し、
これは慢性腎臓病(CKD)や心不全、アテローム動脈硬化性心血管疾患を有する2型糖尿病患者に対して、
心血管疾患に対する効果が示されたSGLT2阻害薬を、メトホルミンの次に推奨する内容でありました。

CREDENCE研究から得られたカナグリフロジンの新しいデータが、4月15日月曜日に開催される国際腎臓学会のレイトブレーキング・アブストラクト・セッションで発表される予定です。
この研究では、2型糖尿病患者および慢性腎臓病の腎臓保護に対するカナグリフロジンの効果を評価しました。

2019年3月21日, Pharmaceutical Business Review, News
https://www.pharmaceutical-business-review.com/news/mundipharma-launches-invokana-and-vokanamet-in-n...