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JapanRx / ファイザーの慢性関節リウマチ薬が潰瘍性大腸炎へ適応

ファイザーの慢性関節リウマチ薬が潰瘍性大腸炎へ適応

 韓国ファイザー社は月曜日、潰瘍性大腸炎の治療薬としてゼルヤンツ(クエン酸トファシチニブ)10mgの投与が承認を得たと発表しました。

この薬剤は、韓国では2015年に関節リウマチの第1経口療法薬として発売されました。
発売当初、ゼルヤンツは、従来ヒューミラ、レミケード、エンブレルなどの注射剤を使用していた関節リュウマチの治療においての最初の経口薬として注目を集めました。
この錠剤は、メトトレキセート(MTX)に適切に応答しない成人または薬物忍容性を有しない成人においての、中程度から重度の活動性関節リウマチを治療します。

同社は、今回、10mgの錠剤を潰瘍性大腸炎の治療の承認を得ました。
これによりコルチコステロイド、アザチオプリン、および6-メルカプトプリン(6-MP)を含む従来の治療剤または生物剤にうまく反応しない患者を治療することができます。
また、薬物応答を喪失した、または薬物忍容性がない成人においての中程度から重度の活動性潰瘍性大腸炎を治療することもできます。
潰瘍性大腸炎の有効性を確認する3つの臨床試験では、ゼルヤンツ 10gmで治療した患者の症状がプラセボと比較して改善することが示されています。
この結果は、この薬剤が第2選択薬として有効であることを証明しました。

10mgの用量に臨床的に反応した593人の患者においては、ゼルヤンツ  5mgまたは10mgを1日2回投与された後、5mgで治療した群は52週で34.3%の寛解率を示し、10mgを投与した群では40.6%の寛解率を示しました。
今年10月には、成人の中程度から重度の活動性潰瘍性大腸炎および成人の能動型乾癬性関節炎を治療するためのゼルヤンツ5mgの使用にゴーサインが出ました。

同社は、潰瘍性大腸炎治療およびその維持療法に必要な準備はすべて完了したと話しています。
潰瘍性大腸炎や乾癬性関節炎では、ヒューミラ、レミケード、エンブレルなどの注射剤よりも経口薬を服用するほうが利便性があります。
そのため、関節リウマチに対するゼルヤンツの処方は増えています。
ゼルヤンツは上半期に39億8000万ウォンを売り上げ、前年の16億9000万ウォンから約2.3倍に大幅に増大しました。

潰瘍性大腸炎の治療でのゼルヤンツの使用において、患者は10mgを8週間1日2回服用することが推奨されます。
その後、応答に応じて1日2回5mgまたは10mgを服用することが勧められています。

こういった推奨により、ゼルヤンツの処方は増え続けるだろうと観測筋は述べています。

【以下のウェブサイトより引用】 
http://www.koreabiomed.com/news/articleView.html?idxno=4678