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JapanRx / ファムビル(ファムシクロビル)の性器ヘルペス治療

ファムビル(ファムシクロビル)の性器ヘルペス治療

- ファムビルの用途
ファムビルは、成人および青年用の抗ウイルス薬です。
これは、性器ヘルペスの治療や、症状の再発防止に使用されます。
性器ヘルペスは、単純ヘルペス1型または単純ヘルペス2型によって引き起こされるウイルス感染症です。
通常、性的接触を通じて感染します。

症状には、性器のチクチク、ひりひりする感覚やかゆみが出た後、痛みを伴うこともある水泡ができます。

性器ヘルペスの発症頻度が高い人は、ファムビルで予防することもできます。

ファムビルはウイルス感染を完治することはできませんが、症状を軽減し、感染期間を短縮するのに役立ちます。

初期症状が出たらできるだけ早く薬の使用を開始すると、最善の効果が得られます。

ファムビルを服用しても、他人へのヘルペスウイルス感染を防ぐことはできません。

この薬の処方理由について疑問がある場合は、医師に相談してください。

上記の理由以外で薬が処方された可能性もあります。

ファムビルは処方薬です。中毒性はありません。

また、12歳未満の子供には使用できません。


- ファムビルを服用する前に
<服用すべきでないケース>
以下のアレルギーがある場合は、ファムビルを使用しないでください。
  • 有効成分のファムシクロビル
  • 関連の抗ウイルス薬であるペンシクロビル
  • 本薬に含まれるその他成分

アレルギー反応の症状には次のようなものがあります。
  • 息切れや喘鳴、呼吸困難
  • 顔や唇、舌、体のその他部分の腫れ
  • 発疹やかゆみ、皮膚のじんましん

薬の有効期限を過ぎていたり、パッケージが破損している場合、または情報が改ざんされている場合は、服用しないでください。
上記に気づいた際は、薬剤師に返却してください。

<服用前に>
以下に問題がある場合は医師に相談してください。
  • 感染に対抗する免疫機能
  • 腎臓
  • 肝臓

上記に該当する場合、特別な注意が必要になる可能性があります。

妊娠中、妊娠予定、授乳中の方は医師に相談してください。

必要でない限り、妊娠中はファムビルを使用すべきではありません。
妊娠中のファムビル服用に関する潜在的なリスクや、状況を加味した上での授乳中の服用リスクや利点について、医師のアドバイスを受けてください。

乳糖不耐症である場合は医師へ知らせてください。
ファムビル125mgおよび250mg錠には乳糖が含まれます。500mg錠には含まれません。

その他の薬や食品、染料、防腐剤にアレルギーがある場合は医師に知らせてください。
医師はあなたのアレルギー傾向を把握しておく必要があります。

アレルギー反応が出たら、薬の使用を中止し直ちに医師または薬剤師に連絡してください。


- 他の薬の服用
薬局やスーパー、健康食品店で購入した処方箋不要の薬を含め、他の薬を服用している場合は医師に知らせてください。

薬によってはファムビルと相互作用があるものがあります。これには、以下が含まれます。
  • 痛風治療や、ペニシリン型抗生物質の血中濃度上昇に使用される処方薬である「プロベネシド」
  • 骨粗鬆症の治療に使用される「ラロキシフェン」
  • 腎臓に影響する可能性がある薬

用量の変更や、代替薬の使用が必要となる可能性があります。これらは医師や薬剤師に確認してください。

上記の情報を医師と共有していない場合、薬の服用前に知らせるようにしてください。


- ファムビルの使用方法
錠剤は、コップ一杯の水と併せて服用してください。
食べものの有無にかかわらず服用できます。錠剤はかみ砕く必要はありません。
ラベルの指示に不明点がある場合は、医師や薬剤師に相談してください。


- 服用量
必要な服用量は、医師に確認してください。

症状が改善しても、医師の指示なしに用量を変更しないでください。

正しい投与量がわからない場合は、医師または薬剤師に相談してください。

免疫系に障害がある場合、用量の増加や治療期間の延長が必要となるかもしれません。

肝疾患がある場合、低用量での処方がなされることがあります。


- 服用用途
ファムビルには、症状に応じた服用方法があります。

1.性器ヘルペスの治療
性器ヘルペスの初期症状が現れたら、できるだけ早く錠剤を服用してください。
錠剤は、性器ヘルペスの最初の症状が現れてから6時間以内に服用するのが最善です。
ファムビルを使用した性器ヘルペス治療には、次の3つの方法があります。最適な方法は、医師へ確認してください。
ファムビル500mg2錠を1日2回、単回服用

まずファムビル250mg2錠から始め、その後250mg1回1錠を12時間に1回の服用を3回繰り返す

ファムビル125mg1錠を12時間に1回の服用を5日間継続する

2回目の服用(必要な場合、3回目以降の服用も)は、初回の服用の12時間後、もしくはできるだけ12時間後に近い起床時のタイミングで服用してください。
初回の服用を午前遅くに行った場合、次の服用は就寝前に行うことも可能です。
ただし、服用間隔は必ず最低6時間空けてください。
通常の起床時に、残りの用量を12時間毎に服用してください。
医者によっては、上記と異なる用量が処方されることもあります。

2.再発性性器ヘルペスの抑制(予防)
ファムビルの処方を受けたら、再発性器ヘルペスの発生を防ぐため、出来るだけ早く服用を開始してください。
ファムビル250mg1回1錠を、1日2回服用してください。
医師の指示がある限り、1日2回の250mg錠服用を継続してください。症状が出ていなくても、これを続けてください。
この薬は症状の抑制に役立ちますが、疾患を完治することはありません。
服用の中止時期は、医師に確認してください。

手元の薬を使い切るまえに、追加の薬の処方を得てください。
これにより確実に治療が継続でき、最善の効果を得られるでしょう。

医者や薬剤師の指示どおりに、毎日ほぼ同じ時間に錠剤を服用するようにしてください。
同じ時間の服用は効果を高め、服用時間の記憶を助けます。


- 服用期間
医師の指示がある限り、ファムビルは毎日服用してください。

感染を除去するためには、数日後に症状の緩和が見られても、薬の服用を継続する必要があります。

性器ヘルペスの再発を防ぐには、症状がなくても毎日錠剤を服用する必要があります。
症状が良く思えても、薬を飲み続けることが大切です。


- 飲み忘れた場合
思いだしたら、すぐに服用してください。その後は通常通りの服用を継続してください。

1時間以内に2回服用することは避けてください。その場合は、飲み忘れた分を飛ばしてください。

飲み忘れを補うために、倍量を服用しないでください。

これは、不要な副作用のリスクを高める可能性があります。

薬の服用時間の記憶が困難である場合、薬剤師に相談してください。


- 飲み過ぎた場合(過剰摂取)
あなたや周りの人がファムビルを過剰摂取した場合は、直ちに医者や毒物センターに連絡するか、最寄りの病院の救急救命科を受診してください。
医師に、服用した錠剤の包装を見せてください。
不快感や中毒の兆候がない場合でも、これを実行してください。

ファムビルを飲みすぎると、腎臓に影響を与える可能性があります。
すでに肝疾患がある人は、用量の減少を行わないと、稀ではありますが、腎不全を引き起こす可能性があります。


- ファムビル服用中の注意
<必要事項>
ファムビル服用中に妊娠した場合は、医師に知らせてください。

妊娠中の服用リスクについて、確認しましょう。

別の薬の服用開始を検討している場合は、現在ファムビルを服用していることを医師と薬剤師に伝えてください。


- 避けるべき事項
周りに同様の症状が見られる人がいても、薬をシェアしないでください。

医師の指示がない限り、他の症状には使用しないでください。

医師への相談なしに、服用の中止や用量の変更を行わないでください。

服用を突然中止すると、症状が悪化したり副作用が出ることがあります。


- 注意事項
妊娠中または授乳中の方は、事前に医師または薬剤師に相談してください。

あなたの身体に与えるファムビルの影響が分かるまでは、運転や機械の操作、集中力を要する作業にあたる場合は注意してください。

薬の服用により、めまいや眠気、混乱を引き起こす可能性があります。

ファムビルの服用を開始したとしても、症状がある限り、コンドームの使用を含め、「より安全なセックス」を心がけましょう。
これは他人への感染を防ぐために重要です。


- 症状を改善するその他の方法
症状改善のため、次の予防措置をとってください。
  • パートナーへの感染を防ぐため、症状がある間はコンドームを使用する
  • ウイルス感染領域を清潔に乾燥した状態に保つ
  • 水疱を刺激しないように、ゆったりした服を着用する
  • 指に付着したウイルスが感染する可能性があるため、痛みがある部分を触ったり、傷つけたりしない


- 副作用
ファムビルの服用中に気分が悪くなった場合は、できるだけ早く医師または薬剤師に相談してください。
すべての薬には副作用があります。深刻なものもありますが、ほとんどな場合軽度です。
副作用によっては、治療が必要なものもあります。

以下に副作用を記載しますが、過度に心配する必要はありません。

これらのどの副作用も出ない可能性もあります。

次のような副作用にがあり不安な場合は、医師に相談してください。
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気や嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢
  • かゆみやかゆみを伴う発疹(じんましん)
  • 肝機能検査結果の異常

上記の副作用は通常軽度です。

次のような症状に気づいたら、できるだけ早く医師に相談してください。
  • 身体の他の部分の発疹
  • 通常高齢者に見られる、極端な眠気や混乱
  • 幻覚
  • 関節の痛みや腫れ
  • 運動によるものではない、筋肉痛や筋圧痛、脱力感
  • 皮膚や目の黄変(黄疸の兆候)
  • 動悸(異常な心拍の兆候)

上記の副作用には医療処置が必要な場合があります。

次のような副作用が発生した場合は、直ちに医師に連絡するか、最寄りの病院の救急救命科を受診してください。
  • 皮膚の表面下の腫れ(顔や目、まぶた、のど周辺の腫れなど)
  • 皮膚の原因不明のあざや、赤や紫の斑点、出血
  • 唇、目、口、鼻腔、性器の皮膚や粘膜の重度な水疱
  • 紫色の斑点、かゆみ、皮膚のひりつき(血管の炎症徴候)
  • 発作
  • 呼吸困難や嚥下困難、喘鳴や咳、ふらつき、皮膚の発赤、顔やのどの腫れ、唇や舌、皮膚の青い変色(重度のアレルギー反応の兆候)

上記の副作用は非常にまれです。

その他の原因で気分が悪くなった場合、医師に相談してください。

ここに記載されていない、未知の副作用が起こる可能性もあります。

質問がある場合は、医師または薬剤師に相談してください。


- ファムビルの使用後
<保管>
服用時まで薬を元の容器に入れて保管してください。

室温の乾燥した場所に保管してください。

浴室や流し台の近くには保管しないでください。

車内や窓枠に放置しないでください。

熱と湿気によって、薬の成分が破壊されることがあります。
ファムビル錠は、涼しく乾燥した状態で保管しておくと最も効果的です。

子供が手の届かないところ保管してください。

最低1.5メートルの高さがある鍵付きの食器棚などは、薬の保管に最適です。


- 廃棄
医師より薬の服用中止を指示された、または有効期限が過ぎた場合は、残った薬の処理方法について薬剤師までご確認ください。


出典:『Famvir for genital herpes』News Medical Life Sciences(2019年4月4日に利用)
https://www.health.harvard.edu/blog/why-the-wheelchair-could-it-be-gout-2019032916308