フィラデルフィアの心臓専門医が2019年の心臓の健康に関するトップ10をリストアップ

2019年には、心臓病学の分野で多くの大きな進展がありました。あなたの人生に影響を与える可能性のあるトップ10の新しい調査結果のリストを以下に示します。

バルサルタンと呼ばれる高血圧に使用されるジェネリック医薬品で、中国とインドで製造された薬剤に発がん性のある不純物が見つかった1年以上前にリコールがかかった際、それは一時的な不足になると思われました。

その後、ロサルタンとイルベサルタンと呼ばれる他の関連薬もリコールされています。

高血圧薬市場は薬剤不足に悩まされ、多くの場合、数ヶ月ごとに薬の切り替えを余儀なくされていました。

これは安全ではありませんが、一部の患者に欲求不満を引き起こし、薬の服用を完全に停止するのではないかと心配しています。それは、安全ではありません。

アップルウォッチには心房細動と呼ばれる不整脈を感知できるアルゴリズムが追加されているため、おそらくアップルが最大手でしょう。

アップルが資金提供を行った『ニューイングランドジャーナルオブメディシン』の研究では、40万人以上のスクリーニングを受けた集団で心房細動を正確かつ高感度に検出することが示されています。

注目すべきは、以前のはるかに小さな研究において、Kardiaという会社がアップルウォッチ用のアプリで同じことを行いました。

アップルがこの技術と提携したためアプリは提供されなくなりました。時には大規模になることで利益があります。

Journal of the American Medical Association誌で3月に発表された研究では、研究者たちが食事性コレステロール、卵を食べることと心臓病の関連性について発見しましたが、それは予想ほどは強い関連がありませんでした。結論としてはたまに食べるのなら卵に害はありません。

2019年に行われた別の大規模な試験では、アスピリンを毎日摂取することで、心臓に問題のない人の心臓の問題を予防する場合に出血のリスクを高めることにより、有害となる可能性があります。

これは、心臓発作、バイパス手術、冠動脈ステント、または脳卒中の病歴がある場合は当てはまりません。

さらに、心臓発作や脳卒中を示唆する症状がある場合は、すぐにアスピリンを服用することが重要です。

『REDUCE-IT試験』は、イコサペントエチル（商品名：バスセパVascepa）を服用すると、虚血イベントの相対リスクが30％減少することを示しました。

これは印象的ですが、調査したフィッシュオイルのブランドは非常に高価であり、全て保険でカバーされているわけではありません。

フィラデルフィアにおいて11月の心臓会議で発表された研究では、安定狭心症の人々の積極的な薬物療法とライフスタイルの変化で冠動脈閉塞が治療された場合に、バイパス手術やステントと同様に効果があることを示しました。

インポッシブルバーガーには、赤身肉と同じくらい多くの飽和脂肪とカロリー、およびより多くの塩と炭水化物が含まれています。

伝統的な野菜バーガーは、脂肪と塩分がより少ないのでより健康的な選択肢です。ただし、インポッシブルバーガーは環境に優しい選択肢である可能性があり、赤身肉よりも生産に必要な材料が少なくなります。

低侵襲手術の使用が拡大されることは、新しい心臓弁を得るために開心術を必要とする人が少なくなることを意味します。

これまで、長期的な安全性が疑問視されてきており、開心術は避けるのが最善であることは明白です。

科学者は、糖尿病の治療に使用される薬物の研究中に、その薬剤がうっ血性心不全の治療にも役立つことに気付きました。

その後、SGLT2阻害剤と呼ばれるクラスの薬剤の1つであるエンパグリフロジン（ジャディアンス）が、心臓の問題があり糖尿病でない人々のグループで研究され、本当に役立つことが確認されました。

私はいつも朝一番に血圧の薬を服用することを勧めてきました。

これは長年の教義ですが、人々は一日の早い時間帯でより活発に活動することがわかっています。

早めに薬を服用することで利益が最大限に活用できるように思われました。しかし、最近の研究では、血圧の薬は晩方の使用が最適であることが示唆されています。

家庭や会社での検査よりも感度の高い、携帯型血圧モニターで実証されたこの発見は、投薬なしで血圧をより良く管理するためのシンプルで効果的な方法です。

1つの例外は、利尿薬を服用している場合で、排尿が増加します。

その場合は、夜中起きないように朝服用することが最適です。

【以下のリンクより引用】

The Philadelphia Inquirer