フェイスシールドにコロナウイルスの保護効果はある？
＜フェイスシールドとは？＞
フェイスシールドは、しばらくの間医療現場で使用されてきましたが、最近はCOVID-19患者に挿管を行う必要のある医療従事者にとっての必需品となりました。
しかし、フェイスシールドはその他あらゆる医療処置において使用されます。
例として、骨の破片や血液、その他の体液が目や鼻、口に入り込む可能性のある手術が含まれます。
フェイスシールドは、顔の上から着用できる湾曲したプラスチックまたはプレキシグラス製のパネルです。
想像が難しければ、古くからある夏に使う透明なサンバイザーや、野外の音楽フェスティバルで用いる新しいタイプのサンバイザーのようなものであると考えてみてください。
フェイスシールドも似たようなものですが、バイザー部分が傾斜して、顔からあごを少し超えたあたりまでを覆っています。
「フェイスシールドは額から下に伸びている為、目や鼻、口を保護する作用があります。」と、小児感染症専門医のフランク・エスパー医師は言います。
新型コロナウイルスはこうした部分から体内に侵入できるため、フェイスシールドには保護効果があるといえるでしょう。
＜フェイスシールドは効果的か？＞
2014年の調査では、インフルエンザウイルスが注入されたエアロゾルに対して18インチ（約45センチ）離れた距離から試験を行ったところ、フェイス面シールドは咳をした直後の期間、エアロゾルとの接触を96％削減したことが示されました。
フェイスシールドはまた、人工呼吸器の表面汚染を97％削減しました。
「着用者には予防効果があります。」と、エスパー医師は言います。
「しかし咳をした場合、フェイスシールドはマスクよりも顔から離れているため、飛沫がれてしまう可能性があります。」
＜フェイスシールドを着用する利点とは？＞
マスクの着用に苦戦していたり、口元に熱が溜まることに不快感を感じている人は、フェイスシールドに変えることで新鮮な空気を吸うことができ、かつ保護効果も維持されます。
「顔に風が当たることはありませんが、布マスクを通じて呼吸をしようとした場合よりも、新鮮な空気を吸うことができます。」と、エスパー医師は言います。
会話もしやすくなる他、最も重要なのは、人のと話す時顔を見ることができるということです。
その他の利点？
それは、全く調節の必要が無いということです。
マスクをしていると、顔に触れる必要があると感じることがあります。
また、位置を調節したり、人と話す時にマスクを下げてしまうこともあります。（これはすべきではありません）
フェイスシールドの場合、上記は起こりません。
殆どの場合、シールドは伸縮性のあるヘッドバンドに取り付けられており、着用が簡単です。
眼鏡（曇ることを除き）をかけたり、帽子をかぶることもできます。
フェイスシールドは再利用でき、価格も手頃で、掃除が簡単です。
エスパー医師は、掃除の際は抗菌ウェットティッシュを使う、もしくは石鹸と水で洗浄することを提案しています。
＜フェイスシールドの欠点とは？＞
前述のように、マスクはくしゃみや咳をすると飛沫を吸収します。
フェイスシールドには、それがありません。
エスパー医師は、フェイスシールドを着用する場合は、頻繁に消毒する必要があると強調しています。
「このウイルスは、布や髪、段ボールのような多孔質素材よりも、プラスチック素材の方がはるかに生存しやすいことが判ってます。」と、彼は言います。
ですので、フェイスシールドを外したら、綺麗にしましょう。
抗菌ウェットティッシュやアルコールパッド、もしくは従来の石鹸と水で洗うことができます。
＜フェイスシールドとマスクを一緒に着用する必要はある？＞
外科医やその他の熟練した医療専門家はフェイスマスクの上にフェイスシールドを着用しますが、一般人が同じことする必要はありません。
ただし、効果を最大限に高めるためには、公共の場でフェイスシールドを着用する際、ソーシャルディスタンスのガイドラインに従うことをお勧めします。
フェイスシールドにひびが入ったり損傷したりした場合は、使用し続けないでください。
まとめ売りのフェイスシールドが手に入る場所はたくさんあります。
このため、破損したシールドは破棄し、新しいものに取り換えましょう。
出典 2020年6月25日更新 Medical Daily『Will a Face Shield Protect You From the Coronavirus?』
（2020年6月25日に利用）
https://health.clevelandclinic.org/will-a-face-shield-protect-you-from-the-coronavirus/
フェイスシールドは、しばらくの間医療現場で使用されてきましたが、最近はCOVID-19患者に挿管を行う必要のある医療従事者にとっての必需品となりました。
しかし、フェイスシールドはその他あらゆる医療処置において使用されます。
例として、骨の破片や血液、その他の体液が目や鼻、口に入り込む可能性のある手術が含まれます。
フェイスシールドは、顔の上から着用できる湾曲したプラスチックまたはプレキシグラス製のパネルです。
想像が難しければ、古くからある夏に使う透明なサンバイザーや、野外の音楽フェスティバルで用いる新しいタイプのサンバイザーのようなものであると考えてみてください。
フェイスシールドも似たようなものですが、バイザー部分が傾斜して、顔からあごを少し超えたあたりまでを覆っています。
「フェイスシールドは額から下に伸びている為、目や鼻、口を保護する作用があります。」と、小児感染症専門医のフランク・エスパー医師は言います。
新型コロナウイルスはこうした部分から体内に侵入できるため、フェイスシールドには保護効果があるといえるでしょう。
＜フェイスシールドは効果的か？＞
2014年の調査では、インフルエンザウイルスが注入されたエアロゾルに対して18インチ（約45センチ）離れた距離から試験を行ったところ、フェイス面シールドは咳をした直後の期間、エアロゾルとの接触を96％削減したことが示されました。
フェイスシールドはまた、人工呼吸器の表面汚染を97％削減しました。
「着用者には予防効果があります。」と、エスパー医師は言います。
「しかし咳をした場合、フェイスシールドはマスクよりも顔から離れているため、飛沫がれてしまう可能性があります。」
＜フェイスシールドを着用する利点とは？＞
マスクの着用に苦戦していたり、口元に熱が溜まることに不快感を感じている人は、フェイスシールドに変えることで新鮮な空気を吸うことができ、かつ保護効果も維持されます。
「顔に風が当たることはありませんが、布マスクを通じて呼吸をしようとした場合よりも、新鮮な空気を吸うことができます。」と、エスパー医師は言います。
会話もしやすくなる他、最も重要なのは、人のと話す時顔を見ることができるということです。
その他の利点？
それは、全く調節の必要が無いということです。
マスクをしていると、顔に触れる必要があると感じることがあります。
また、位置を調節したり、人と話す時にマスクを下げてしまうこともあります。（これはすべきではありません）
フェイスシールドの場合、上記は起こりません。
殆どの場合、シールドは伸縮性のあるヘッドバンドに取り付けられており、着用が簡単です。
眼鏡（曇ることを除き）をかけたり、帽子をかぶることもできます。
フェイスシールドは再利用でき、価格も手頃で、掃除が簡単です。
エスパー医師は、掃除の際は抗菌ウェットティッシュを使う、もしくは石鹸と水で洗浄することを提案しています。
＜フェイスシールドの欠点とは？＞
前述のように、マスクはくしゃみや咳をすると飛沫を吸収します。
フェイスシールドには、それがありません。
エスパー医師は、フェイスシールドを着用する場合は、頻繁に消毒する必要があると強調しています。
「このウイルスは、布や髪、段ボールのような多孔質素材よりも、プラスチック素材の方がはるかに生存しやすいことが判ってます。」と、彼は言います。
ですので、フェイスシールドを外したら、綺麗にしましょう。
抗菌ウェットティッシュやアルコールパッド、もしくは従来の石鹸と水で洗うことができます。
＜フェイスシールドとマスクを一緒に着用する必要はある？＞
外科医やその他の熟練した医療専門家はフェイスマスクの上にフェイスシールドを着用しますが、一般人が同じことする必要はありません。
ただし、効果を最大限に高めるためには、公共の場でフェイスシールドを着用する際、ソーシャルディスタンスのガイドラインに従うことをお勧めします。
フェイスシールドにひびが入ったり損傷したりした場合は、使用し続けないでください。
まとめ売りのフェイスシールドが手に入る場所はたくさんあります。
このため、破損したシールドは破棄し、新しいものに取り換えましょう。
出典 2020年6月25日更新 Medical Daily『Will a Face Shield Protect You From the Coronavirus?』
（2020年6月25日に利用）
https://health.clevelandclinic.org/will-a-face-shield-protect-you-from-the-coronavirus/