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JapanRx / フェイスマスクが健康障害を引き起こすことはある?

フェイスマスクが健康障害を引き起こすことはある?

Q:
マスクが健康に悪影響を及ぼすという内容のソーシャルメディア投稿を目にしました。心配すべきですか?


A:
マスクを着用できない理由には、行動上の理由(幼児、精神疾患、自閉症、閉所恐怖症など)が考えられます。
このことは特に、小さな子供に当てはまります。
これに関して言えば、CDCは2歳未満の子供がマスクを着用することは推奨していません。
小さな子供はマスクを自分で外すことができず、窒息する恐れがあるためです。

呼吸器研究所では、肺疾患が原因でマスクの着用が免除される正当性が保証される状況は、事実上存在しないという立場をとっています。
例外を作ると、例外が適用される本人および周囲の人全員を危険にさらすリスクが同時に発生します。
しかし私たちには、コミュニティを危険にさらさないようにする連帯責任があります。

重大な呼吸障害のある患者の多くは、問題なくマスクを着用することができます。
肺移植待機中の、間違いなく最も重症の進行性肺疾患を患う患者でさえも、マスクを着用することが可能です。
彼らがマスクを着用できるとすれば、皆が着用できるはずでしょう。

二酸化炭素の蓄積については、N95マスクを含むどの種類のマスクにおいても、その証拠は見られていません。
密閉効果の低い布マスクやその他マスクで二酸化炭素の蓄積が起こることは、まずないでしょう。

クリーブランドクリニック呼吸器研究所会長、呼吸器科医リード・ドレイク医師

出典 2020年9月4日更新 health essentials『Can Face Masks Cause Health Problems?』(2020年9月7日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/can-face-masks-cause-health-problems/