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JapanRx / ブルーライトは心臓に悪い?

ブルーライトは心臓に悪い?

Q.
毎晩テレビをつけっぱなしにして寝てしまいます。娘は「ブルーライト」が心臓に悪いため、テレビを消すべきだと言います。これは本当ですか?


A.
数えきれないほどの成人や若者が、寝室でテレビやパソコン、iPadを使用することで夜間にブルーライトを浴びています。
こうした機器やその他電子機器は、それ自体に危険はありません。
しかし研究者によると、電子機器は睡眠を妨げ、私たちの健康維持に必要となる深く良質な睡眠をとりにくくすることがわかっています。

睡眠が断片化すると、炎症が増加し、初期段階のアテローム性動脈硬化を進行させることが示されています。
夜間に頻繁に目覚める人は、心房細動の発症リスクが高まります。

最近になって、睡眠中に人工照明を浴びると、女性では体重が11ポンド(約5キロ)増加するリスクが17%、肥満リスクが33%増加することが示されれました。
夜間照明やランプの白色光だけでなく、青色光(ブルーライト)も同様の影響を及ぼしました。

照明を浴びることが直接体重増加に繋がることを照明するのは不可能ですが、その他の研究では、睡眠中断が睡眠不足に繋がることが示されています。

睡眠が不足すると、エネルギーを得るために炭水化物を食べる必要性を感じるようになります。
睡眠不足と体重増加、およびメタボリックシンドロームや2型糖尿病発症リスク増加の間に関連が見られるのは、これが原因かもしれません。

娘さんのアドバイスに耳を傾け、テレビを消しましょう。
静かな寝室に慣れるまで数日かかることがありますが、そうすることで、より快適に眠ることができ、さらには健康維持につなげられるかもしれません。

出典 2019年12月17日更新 Health essentials 『Is Blue Light Bad for Your Heart?』(2019年12月18日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/is-blue-light-bad-for-your-heart/