ベルギーのソルベイはインドにて食物系の抗酸化物質を開発する予定です
ベルギーの化学薬品と先進的な材料会社であるソルベイは、食品グレードの抗酸化物質を開発することで、急成長を遂げている加工食品産業を活用するために、インドでそのビジネスを展開しています。同社はインドを戦略的市場とみなし、非常に短期間で非常に効果的な抗酸化物質であるtert-ブチルヒドロキノン(TBHQ)の生産を開始する予定です。芳香族有機化合物であるTBHQとハイドロキノンの誘導体は食品保存料として広く使われています。
ソルベイのインドのカントリーマネージャ、ムケシュ・マルホトラ(Mukesh Malhotra)は次のように述べています。ソルベイはインドの消費者の利益のために最高レベルの食品安全性をもたらすことにより、インドにおける地位を強化する所存です。
実際、バニリン分子を合成して産業的規模で生産する初めてのソルベイ・アロマ・パフォーマンスは地域市場向けにアジアでの生産を拡大しています。同社は最近、中国鎮江(Zhenjiang)でハイドロキノン(HQ)、カテコール(PC)およびパラメトキシフェノール(MEHQまたはPMP)の増産プロジェクトを発表しました。2018年に稼動する予定のこの環境に優しい能力からソルベイはインドとアジアにおける市場の成長に貢献します。
このハイドロキノンとカテコールの競争力のあるプラットフォームから、ソルベイは食品および飼料用酸化防止剤として使用されるブチルヒドロキシルアニソール(BHA)およびTBHQ-ジフェノール誘導体を成長させようとしているとSolvay Aroma PerformanceのアジアVP&ジェネラルマネージャー、Jacques Guglielmiは述べています。
この目的のために、ソルベイは既に2015年11月からフランスに新しい高品質BHA生産を投資し成功裏に開始し、2016年7月にインドでTBHQ生産を開始する予定です。