ミシガン州ではコロナウイルスではない致命的な病気が発生
新たな健康リスクの発生
コロナウイルスのパンデミックが収束の兆しを見せる中、ミシガン州では木曜日に、別の潜在的に致命的な病気、東部馬脳炎(EEE)に対する対策が急務となりました。この病気は蚊によって伝染し、脳感染症を引き起こすものであり、州の保健社会福祉省はこれに対応するために迅速な行動を取りました。
疑いの症例の発表
ミシガン州保健社会福祉省は木曜日に、州内の11の郡で東部馬脳炎に罹患した可能性があるとされる1人と28頭の馬がいることを発表しました。これに対応するため、州はミシガン州西部を危険度の高い地域として夜間の殺虫スプレーの散布を増加させることを決定しました。
EEEの深刻な影響
東部馬脳炎(EEE)は米国東部と中西部の一部で見られる病気であり、人間ではまれですが、感染すると最大で30%の人々を殺し、長期的な神経学的損傷を引き起こす恐れがあります。これまでのところ、2020年に米国でこの疾患と診断されたのは5人だけですが、ミシガン州の症例は含まれていません。
緊急対処の実施
ミシガン州保健局は、急速な対応が必要と認識し、水曜日の夜に『Merus 3.0』という植物ベースの殺虫剤を州の一部に散布し始めました。これは緊急の措置であり、以前は地方当局が懸念を表明していたミツバチへの影響も考慮されました。州の当局は住民にスプレーの散布免除を許可しないことを通知し、健康被害の予測はないと述べましたが、観賞魚のいる池を覆い、蚊に刺されるリスクを減らすよう呼びかけました。
このような緊急事態の発生は、コロナウイルス以外の疾患にも警戒を促すものであり、ミシガン州は早急かつ効果的な対応を模索しています。
【以下のリンクより引用】
Michigan fights outbreak of deadly disease that isn't coronavirus
Reuters