メトホルミンとグレープフルーツの食べ合わせ
グレープフルーツは健康によいフルーツですが、いくつかの薬物療法の働きに影響を及ぼす化合物も含まれています。
しかし、現在、グレープフルーツを食べることがメトホルミンの使用に影響を与える可能性があるという証拠はありません。
医師は、2型糖尿病患者の第一選択薬としてメトホルミンを処方しています。
メトホルミンは血糖値を下げる働きをします。また、医師は多嚢胞性卵巣症候群の人にメトホルミン治療を推奨することもあります。
グレープフルーツとグレープフルーツジュースは、健康のために不可欠な栄養素であるカリウムとビタミンCが豊富に含まれています。
しかし、米国食品医薬品局(FDA)は、特定の投薬を受ける際にグレープフルーツを食べたり、グレープフルーツジュースを飲むことに対して警告を発しています。
この記事では、グレープフルーツがメトホルミンと相互作用するかどうか、そしてメトホルミンを服用している間に回避すべきことについてご紹介します。
グレープフルーツが糖尿病に適しているかどうか、グレープフルーツが薬物のいくつかと相互作用する可能性がある理由についても述べます。
グレープフルーツはメトホルミンと相互作用するの?
2016年のレビューによると、85種以上の薬物がグレープフルーツと相互作用するか、する可能性があるということがわかっています。
FDAは、市販薬(OTC)を含む特定の薬には、これらの薬の服用中のグレープフルーツの摂取に関する警告文を記載することを求めています。
しかし、メトホルミンにはこの警告はなく、グレープフルーツがこの医薬品の安全性または有効性に影響を与えることを示すような科学的証拠はありません。
メトホルミンを服用する際に避けるべきこと
特定の医薬品は、潜在的にメトホルミンと相互作用する可能性があり、その有効性を低下させるか、または有害な影響のリスクを高めることがあります。
それらの医薬品には、下記のようなものがあります。
- 経口避妊薬
- 利尿剤およびその他のチアジド
- コルチコステロイド
- フェニトイン
- ニコチン酸 交感神経刺激薬
- フェノチアジン類
- グリブリド
- カルシウムチャネル遮断薬
- トピラメートなどのてんかん薬
- 甲状腺関連薬
- イソニアジド
- ニフェジピン
- フロセミド
その他、メトホルミンを服用する前には、医師や薬剤師に服用中の薬物を必ず知らせてください。
メトホルミン服用時のアルコール使用は、低血糖のリスクを高めることがあります。
メトホルミンを服用中である場合、お酒は控えるか、ほどほどに。
【以下のウェブサイトより引用】