メトホルミンは2型糖尿病の代謝経路に大きく影響
メトホルミンが、LDLコレステロール値を低下させるという以前の知見に加えて、この2型糖尿病(T2D)薬は、体の窒素および尿素代謝に影響を与えるということが、最近の研究で見つかりました。
共同作業では、研究者はKORA参加者の代謝産物プロファイル(353小分子)を調べました。
研究者らは、メトホルミンで治療していない115人の患者とメホルミンで治療された74人の T2D患者を比較して、血液中の代謝物の分布の違いを探しました。
メトホルミンの摂取によって引き起こされるアミノ酸シトルリン濃度の変化も重要であることがわかりました。
シトルリンは、メトホルミンで治療されたT2D患者サンプルで未治療の患者サンプルに比べて有意に低い値を示しました。
著者らは、これは、メトホルミンのAMPK活性化の追加的な結果である可能性に留意しました。
「我々の分析は、メトホルミンによるAMPK経路の活性化が、シトルリンレベルを低下させるさらなる酵素を通して、窒素および尿素代謝に影響を与えることが示されています。」と研究者のひとり、ルイ ワン-サトラー氏は述べました。
研究者は、シトルリンの追加摂取がメトホルミンによる治療を受けた患者の心臓血管系にプラスの効果を持つことができると仮定しています。そして
クエン酸回路のような他の代謝経路についても、メトホルミン関連の効果を分析するためにフォローアップ調査を実施する予定です。
(記事元)http://www.specialtypharmacytimes.com/news/metformin-significantly-affects-metabolic-pathways-in-type-2-diabetes