メトホルミンは最初の2型糖尿病治療薬としてなお最高
メトホルミンは2型糖尿病の第一選択薬であり、必要に応じて、新薬を含むいくつかの他の薬を追加できるということを、新たに更新されたガイドラインが再確認しました。
アメリカの家族医師会は、これを推奨しているAmerican College of Physicians(ACP)の新しい指針を支持しました。
ACPは、糖尿病薬の新たな研究、および米国食品医薬品局(FDA)による新しい糖尿病薬の承認のためにガイドラインを更新しました。
ACPの社長であるニテン・ダムル博士は、「米国における肥満の急速な増加は、糖尿病の発生率および罹患率を大幅に増加させています。」と話しました。
「禁忌でない限り、メトホルミンは有効性がより高く、悪影響が少なく、他のほとんどの経口薬よりも安価であるため、効果的な治療戦略です。」とダムル博士は大学のニュースリリースで語りました。
「米国での肥満率の上昇は、糖尿病の発生率と罹患率を大幅に増加させており、メトホルミンは体重減少と関連しているという付加価値があります。」とダムル博士は述べています。
ACPは、患者が血糖値を低下させるために第二の経口薬を服用する必要がある場合、スルホニルウレア、チアゾリジンジオン、SGLT-2阻害剤、またはDPP-4阻害剤の追加を検討すべきだと勧告しています。
スルホニル尿素薬の例は、グリブリド(ダイアベータ, グルカヴァンス, ミクロナナーゼ)、グリメピリド、グリピジド(グルココロール)およびトルブタミドです。
チアゾリジンジオン薬には、ピオグリタゾン(アクトス)およびロシグリタゾン(アバンディア)が含まれます。
SGLT-2阻害剤には、カナグリフロジン(インボカーナ)、エンパグリフロジン(ジャディアンス)および、ダパグリフロジン(ファシーガ)が含まれます。 DPP-4阻害剤には、シタグリプチン(ジャヌメット,ジャヌビア)またはリナグリプチン(ジェンタドゥエト、トラジェンタ)が含まれます。
またメトホルミンの商品名には、グルメッザ、グルコファージ、フォータメットなどがあります。
「メトホルミンに2番目の薬剤を追加することで、さらなる利点が得られるかもしれません。」とダムル博士は述べています。
ACPは、臨床医と患者が追加の投薬の利点、副作用、および費用について話し合うことを推奨しています。」と付け加えました。
米疾病対策予防センター(CDC)によると、米国では2,900万人が糖尿病を抱えていると推定されています。
(記事元)https://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/type-ii-diabetes-news-183/metformin-still-best-as-first-type-2-diabetes-treatment-718262.html