メトホルミン治療の失敗後の糖尿病治療の早期強化は有益

Diabetes Careに発表された最新のデータによると、新たに診断された2型糖尿病患者の多くは、メトホルミン単独療法の失敗後、6ヶ月以内の治療を強化していないことがわかりました。

オハイオ州のクリーブランドクリニックのケビンM. パンタロン博士と博士のグループは、最近、2005年～2013年に2型糖尿病と診断された患者を識別するために診療所にある電子カルテを使用しました。
患者は、メトホルミン治療の3ヶ月後に彼らのA1cの目標を達成できませんでした。患者は7％（N = 1168）、7.5％（N = 679）、または8％（N = 429）のA1cの目標がありました。

研究者らは、メトホルミン単独治療失敗の後、A1cの目標達成の時間が遅くメトホルミン治療の6ヶ月後に治療を強化した患者と6ヶ月以内に早期激化治療を受けた患者でA1c値到達までの時間を測定するための『時間依存生存分析』を行ないました。

治療は、メトホルミン治療の6ヶ月以内に強化され、患者の62％で血糖コントロール不良がA1c値>7％と定義されたとき、血糖コントロール不良>7.5％A1c値を有する患者は69％、そして、血糖コントロール不良>8％A1cの患者の72％でした。

より高いA1cのカテゴリにあった患者の場合は、早期の治療強化を受ける可能性が高かったのです。また、早期強化療法を受けた患者は、強化療法が後手になった患者よりも、より迅速に、目標A1c値を達成しました。

（記事元）http://www.clinicaladvisor.com/diabetes-resource-center/benefits-of-early-intensification-of-diabetes-therapy/article/519208/