メルク社、COVID-19抗ウイルス薬の供給でシンガポールと契約

シンガポール、10月6日（ロイター）-　アメリカの大手製薬会社のメルク社は水曜日、供給の急増が見込まれるアジアの国であるシンガポールへ実験的な経口COVID-19抗ウイルス薬を提供するために、供給購入契約を締結しました。

モルヌピラビルは、ウイルスの遺伝暗号にエラーを導入するように設計されており、これがCOVID-19の最初の経口抗ウイルス薬になります。

メルク社は、現在、米国食品医薬品局へ薬剤の承認を要求中です。

シンガポールの保健省からは、メルク社との合意についての確認にはすぐに取れませんでした。

オーストラリアはメルク社の錠剤を既に購入しており、また、メルク社はタイ、韓国、台湾、マレーシアとは購入交渉中です。フィリピンは、ピルの試用をまず望んでいます。

金曜日に発表された同社の中間臨床試験のデータでは、COVID-19の重症化の危険がある患者の入院または死亡を約50％減らす可能性があることが示されています。

シンガポールは火曜日、記録的となる3,486件の新規コロナウイルス症例を報告しました。

これはこれまでで最多の患者数です。また、国民の80％以上はCOVID-19のワクチンを接種しています。

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Reuters

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