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ヨーグルトが2型糖尿病の発症リスクを低下させる可能性

ハーバード大学公衆衛生学部の研究者が行った最近の研究ではヨーグルトの消費の増加は2型糖尿 病発症リスクを下げる可能性があることを示唆しました。 ヨーグルトの摂取量が増えることで2型糖尿病リスクの低下がみられましたが他の乳製品の消費量増加で はリスク低下は見られませんでした。研究博士はヨーグルトの健康的な効果が期待できるため食事メニュ ーに組み込むことが提唱されています。 BMC医学で発表された研究では2型糖尿病の発症率と乳製品の消費量を調査しました。 糖尿病は高血糖値を引き起こす慢性代謝性疾患です。 糖尿病症例の90%は身体が十分なインスリンを産生することのできない2型糖尿病です。 米国では約26万人の2型糖尿病患者がいるとされています。この数は2030年までに世界で5.52億 人まで増えると考えられています。2型糖尿病を持つ人々は冠状動脈性心臓病や脳卒中などの心血管 疾患を発症するリスクが高くなります。 研究のために3つの大規模なコホート研究を行いました。 これらの研究では病気の既往歴や生活習慣を分析し、合計194519人の被験者を調査しました。 全ての被験者の健康状態やライフスタイルをアンケートによる調査し、 2年ごとに新しくアンケートに答えてもらいました。実験開始時には全ての被験者は糖尿病、心血管疾患 、癌にはかかっていませんでした。乳製品の消費量についてアンケートで答えていない場合には試験対象 から除外しました。追跡調査期間中に15156人の被験者が2型糖尿病と診断されました。 しかし乳製品の摂取と2型糖尿病の間に関連性は見られませんでした。 チーズやスキンミルク、全乳やヨーグルトなどの製品と年齢や肥満指数などの要素を調整した後 研究チームはヨーグルトの高摂取と2型糖尿病の間に関係性を見出しました。 メタ分析によるとこれらの発見を他の類似した研究と比較し、毎日28gのヨーグルトを摂取することで2型 糖尿病リスクが18%低下することが分かりました。 以前の研究ではカルシウム、マグネシウム、乳製品にある特定の脂肪酸などが2型糖尿病リスクを下げて くれると報告されていました。ヨーグルトの中に存在する乳酸菌がリスクを低下させると現在では考えられて います。今回の大規模な研究により乳製品の作用がより分かりやすく、確かなものになりました。 しかし研究チームは大規模な研究、コホートサンプルではあるが全ての人に同じような結果はならないだろ うと述べました。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/285964.php