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JapanRx / ラブホルモンのオキシトシンはスピリチュアリティに影響

ラブホルモンのオキシトシンはスピリチュアリティに影響

デューク大学では、登録された83人の中年男性での研究で、無作為プラセボまたはオキシトシンの鼻腔内スプレー噴射のいずれかを摂取するよう割り当てました。男性のすべてが、使用開始直後と、と使用開始後1週間の両方で精神的な信念に関するアンケートを受けました。 彼らの全ては、また、彼らが感じた感情を報告した後、瞑想に参加しました。
オキシトシンは、社会的結合、母性愛、そして共感の増加といったことに関係していることから、ラブホルモンと呼ばれています。しかし、今ではさらに遠くに波及する効果があるという証拠があります。
研究者らは、オキシトシンは、男性の精神性の感覚を高めることができることを示しました。

【オキシトシンは何が特別なの?】

研究のスコアは、身体の内部のバランスを維持する内分泌および神経系を同期させ、体全体のホルモンを調節するための責任脳領域である視床下部によって産生されるホルモンに対してのオキシトシンのメリットについて確認しました。
オキシトシンホルモンは、出産時に子宮収縮を維持することで、射乳反射を促進し、母乳を作りだしたり、子どもへの母性や愛着を刺激するといったことに特に重要な役割を果たしています。

多くの研究では、オキシトシンはまた、自閉症を治療し、カロリー摂取量を減少させるのに有効であり得ることを報告しています。

この新しい研究では、オキシトシンの別の役割、瞑想中に男性の精神的感覚とより多くの肯定的な感情を高めることを強調しています。
同様の効果を得るための女性での研究には、まだ至っていません。

【オキシトシンとスピリチュアリティ研究】

デューク大学の研究では、83人の登録された中年男性へ無作為プラセボまたはオキシトシンの鼻腔内スプレー噴射のいずれかを服用するように割り当てられました。
全員に使用開始直後と使用後1週間経った時に、精神的な信念に関するアンケートを行いました。
彼らは皆、自分が感じた感情を報告し、瞑想に参加しました。

【研究者が学んだこと】

    オキシトシンを受けた男性は、スピリチュアが彼らにとって重要だったことを報告する可能性が高くなり、それは、信仰する宗教があるないに関係なく、人生には意味があるといった感情でした。
プラセボ群と比較してオキシトシン群はまた、すべての生き物に対してより繫がりを持っていると感じたと述べました。

オキシトシン与えられた男性は、プラセボを与えられた男性よりも、瞑想中に畏敬の念、愛、平静、および他の肯定的な感情を経験したと発言することが多かったのです。

すべての被験者の遺伝子型を評価した後、著者は正のスピリチュア体験は、遺伝子変異を持っていた男性が視床下部のオキシトシン放出を調節する方法を知っているために最強であったことを発見しました。

これらの知見に基づいて、研究者らは「これらの結果は世界中の何百万人によって認められているスピリチュアは、OT [オキシトシン]によってサポートされるようだということを示す最初の実験的証拠となります。」と述べています。

【この研究は何を意味するのでしょう?】

著者によると、本研究の結果には多くの疑問が寄せられました。それは、
「オキシトシンは私達の体を精神的な信念でサポートする方法の一つであるように思われます。」
「オキシトシンは、私達が世界を知覚する方法と何を信じればよいのかということに影響をあたえるようだ。」等。

オキシトシンの産生を高めることができた場合、結果として生活の中で、より多くの希望、喜び、心の静けさを体験できるのでしょうか。もしそうなら、うつ病などの治療に大きな影響を与えるのではないでしょうか。

【個人のオキシトシンレベルを高めることがもたらす結果とは?】
生活の中に精神性を受け入れるすべての人々がこの研究で述べた遺伝子変異を持っている傾向がありますか?

男性に行ったこの研究と同じ影響を女性にももたらすかどうか、更なる研究が必要です。

(記事元)http://www.emaxhealth.com/1275/love-hormone-oxytocin-affects-spirituality