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ループス患者の糖尿病リスクは投薬を遵守すると低下する

2020年2月21日(HealthDay News)- 処方通りに薬を服用すると、ループス患者の糖尿病発症リスクが大幅に低下すると新しい研究でわかりました。

2型糖尿病は、発疹、疲労、関節痛だけでなく、多くの臓器に炎症を引き起こす可能性のある自己免疫疾患であるループス(全身性エリテマトーデス)の一般的な合併症です。

新しい研究のために、研究者はカナダのブリティッシュコロンビア州のほぼ1,500人のループス患者に関する4年間のデータを分析し、処方通りに投薬を行っていた人は2型糖尿病を発症する可能性がはるかに低いことを発見しました。

最近、医療誌Arthritis Care & Research(関節炎のケアと研究)で発表された研究によると、特に、ヒドロキシクロロキンのような抗マラリア薬を一貫して服用していた人は、糖尿病を発症する可能性が39%低いことがわかりました。

「抗マラリア薬は、ループスの症状を長期にわたって治療するために積極的に使用されています。」

と、カナダ・バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学薬学部の教授で、上級著者であるメアリー・デ・ベラ博士は述べています。

 「必要な期間処方されれば、2型糖尿病から患者を大幅に保護できることもわかっています。」

研究者によると、糖尿病のリスクを減らすために、ループス患者は少なくとも生活の90%の時間を投薬に費やす必要があります。

「薬を数回服用するだけでは十分ではありません。処方に忠実に服用する必要があります。」とデベラ博士は述べました。

 「我々の発見は、必要な限り治療計画を遵守することでメリットが得られることを示しています。」

以前の研究では、ループス患者の43%〜75%が処方通りに薬を服用していないことが示されたと彼女は述べました。

「知らなかったのはそれが深刻な合併症である糖尿病にどのような影響を及ぼしたかです。

今回、初めて、良いアイデアが得られました。」

とデベラ博士は付け加えました。

ループスは、世界中で少なくとも500万人が罹患していますが、現在、治療法はわかっていません。

 

 

【以下のリンクより引用】

Sticking With Meds Lowers Lupus Patients' Diabetes Risk

Health Day