レボノルゲストレルIUD：子宮内膜がん予防の費用対効果は？

（HealthDayニュースより） -研究によると、肥満女性の場合、レボノルゲストレルの子宮内器具（IUD）子宮内膜がん死亡を防止するための費用対効果がある可能性があります。

ノースカロライナ州ダーラムにあるデューク大学医療センターのジョセフA.ドティノ博士と博士のグループは、BMI40以上または、30㎏/㎡以上の50歳の女性において、マルコフモデルの修正版を使いIDUの配置を比較しました。
著者らは、発生率と生存率に対する肥満の影響を組み込みました。
IUDは、5年間で子宮内膜癌の発生率が50％削減しました。 IUDとがん治療の費用を分析に含めました。

研究者は、IUD戦略が、BMI40以上50歳の女性にとって通常のケアよりも、生存という点で年間 74,707ドルの費用対効果であり、より価値が高く効果的で
ることがわかりました。

レボノルゲストレルIUDの保護効果が10年間と仮定すると、増分費用効果比は、生涯年間で37,858ドル減額するでしょう。
BMI40以上の女性では、費用500ドル以下のレボノルゲストレルIUDが、がんの発生率を少なくとも68%低下させるのですから、費用対効果は高いでしょう。
IUD戦略の増分費用対効果比は、BMI30以上の女性のための通常のケアと比較して生涯年間137,223ドルでした。

「レボノルゲストレルIUDは、肥満女性における子宮内膜がんによる死亡を予防するための潜在的に費用対効果の高い戦略となります。」
と著者らは記しています。

（記事）http://www.empr.com/news/levonorgestrel-iud-for-endometrical-cancer-prevention-is-it-cost-effective/article/521954/