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JapanRx / ロフルミラストは6ヵ月期間の投与で肺機能が改善

ロフルミラストは6ヵ月期間の投与で肺機能が改善

中等度および重度の慢性閉塞性肺疾患 (COPD)の患者において、ロフルミラストを6ヵ月間投与すると、プラセボと比較した場合で、肺機能の大幅の改善と関連することが認められていました。
ロフルミラストは慢性気管支炎と急激が症状の悪化が認められる重症のCOPD患者における増悪リスクを軽減する目的で承認されています。

ベイ ラー医科大学(Baylor College of Medicine)、武田ファーマシューティカルズ・インターナショナル株式会社(Takeda Pharmaceuticals International GmbH)、及びフォーレスト研究所(Forest Research Institute)を始めとする複数機関の研究者らは、薬剤による肺機能への効果を検討するため、被験者4,746人をロフルミラスト投与群(統合 ITT解析対象者2,511人、中等度COPD患者1,184人、重度COPD患者1,217人)、もしくはプラセボ投与群(統合ITT解析対象者 2,235人、中等度COPD患者1,098人、重度COPD患者1,062人)に無作為に割り当てました。

治療を開始する前、ベースライン人口統計は治療群間では同程度でした。
6ヵ月経過した時点で、ロフルミラスト群は、プラセボ群と比べて、気管支拡張薬を吸入する前後のFEV1(肺活量を測定した場合に、最初の1秒間に全体の何%を呼出するかの値)が、それぞれ 66mLと67mL上昇しました。

中等度および重度COPD患者においても、ロフルミラスト投与により気管支拡張薬を吸入する前後のFEV1がプラセボ群と比較して上 昇しました。

この研究はジョージア州のアトランタで10月20日~25日まで開催された米国胸部専門医学会の年次総会『CHEST 2012』で発表されました。
 

(記事元) http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-10/acoc-ril101712.php