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JapanRx / ワインを飲んで赤くなるのはアルコールアレルギーですか?

ワインを飲んで赤くなるのはアルコールアレルギーですか?

【質問】多くの人々はアルコールを飲むときに経験する非常に特徴的な副作用(顔が赤くなる)のためにワインやアルコールに「アレルギー」があると信じています。
しかし、赤くなるとはいったい何なのでしょうか。
実際に顔が赤くなった人がアルコールにアレルギーを起こしていると言えるのでしょうか?

【回答】アルコールを飲んだ後に顔が赤くなる理由はたくさんあります。アルデヒドデヒドロゲナーゼ2(ALDH2)と呼ばれる酵素が遺伝的に欠損していることが大きな原因の1つです。
この酵素が欠如しているとこの遺伝形質を持つ人は アルコール (アセトアルデヒド)を代謝するときに生成する副生成物の1つを処理できないのです。
アセトアルデヒドが溜まると、紅潮または顔面の輝きとして現れます。
この遺伝的傾向はアジア人に共通するため、このアルコールブラッシュはしばしば「アジアフラッシュ」または「アジアグロー」と呼ばれます。

この酵素欠乏症は真のアレルギーではありませんが、一部の科学者はこの紅潮の副作用を経験する一部の人々はデヒドロゲナーゼ欠乏症とは別のアレルギー反応を発症していると考えています。
ワイン中に存在するか、またはワインを処理する際に液体を清澄化するために使用されるアレルゲンのためにアルコール紅潮を経験することがあるのです。
顔面紅潮およびニキビのような隆起を引き起こすロザセアはアルコールによって悪化する可能性があります。
もし肌がワインの消費に敏感であることに気づいた場合は、この症状を緩和する予防措置を取ることができます。
リハビリテーション医学の臨床准教授、NYUランゴンメディカルセンターのメディアスポークスマンのデビ・ナンパパランピル博士によると、食べ物、特に炭水化物を同時に食べるとこの反応を避けることができるそうです。
炭水化物はアルコールを吸収し、時には、ラニチジンやファモチジンのような胸やけの薬を飲酒の1時間ほど前に飲むのが効果的です。

まずは医師に確認し、問題なくワインを飲むことができる場合は、このように考えてください。
これは、自然現象なのだから、化粧直しをする必要はないのだと。-Douglas DeJesus

(記事元)
http://www.winespectator.com/webfeature/show/id/52193