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JapanRx / 一般的に使用されている抗生物質の網膜剥離に関する新たな警告

一般的に使用されている抗生物質の網膜剥離に関する新たな警告

その薬品を使用して網膜剥離が起きたという報告に対するカナダ保健省による2回目の審査が終わって、この一般的な抗生物質は警告のサインをつけるようになりました。

網膜剥離が医学的な緊急事態であることを考えると、経口フルオロキノロンの現在の表示は視覚的な問題が起きたときに医師に相談することを強調した表示に差し替えるべきであるというものがカナダ保健省の意図するところです。

広く呼吸器および尿路感染症に処方されるフルオロキノロンを服用すると、網膜剥離になる患者が5倍になるということをBC大学の研究者が報告してから5年後に報告書が発行されました。

 

網膜剥離は裏から支えられる構造で、眼球の裏側の光に敏感な組織が剥離するもので、失明につながることもあります。
カナダ保健省の最初のレビューは3つの報告しか審査しませんでしたが、2回目の審査では、22件の網膜剥離が報告されたとMahyar Etminanは述べています。

BC大学の研究者は2000年から2007年の間眼科医を訪問した100万人近いブリティッシュコロンビア州の医療記録を調べた米国医師会雑誌の2012年の研究で網膜剥離になる関連性の懸念を示していました。

 

その後の研究は、他の不快な結果を明らかにしました。 Etminanによる2014年の神経学誌における研究では、その薬品が恒久的な神経損傷につながるというものでした。一方台湾の研究では大動脈瘤への関連性も指摘されています。

強い副作用のため、フルオロキノロン (オフロキサシン、シプロフロキサシン、レボフロキサシン、モキシフロキサシン、ノルフロキサシンも同様に)は他の抗生物質よりも危険ですとEtmaninは述べています。

非常に心配なのは薬がとても広範に使用されていることなのです。米国では毎年、恐らく4000万個の処方がされており、稀なこととはいえ、何千もの人が網膜剥離や神経損傷を起こすことになるのですとEtmaninは言いました。

http://www.vancouversun.com/health/popular+antibiotics+carry+warning+about+retinal+detachment/11695792/story.html