不眠症の改善が糖尿病の予防に
頻繁な不眠症の症状がHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)値をより上げます。
多変数回帰、1サンプルおよび2サンプルのメンデルランダム化分析全体で見られる関連性
2022年4月7日(ヘルスディニュース)- 糖尿病ケア(Diabetes Care)の4月号に掲載された研究によると、多変量回帰(MVR)および1サンプル(1SMR)および2サンプル(2SMR)のメンデルランダム化分析は、頻繁な不眠症の症状により、高いヘモグロビンA1c(HbA1c)が引き起こされる可能性があることを示しています。
英国のブリストル大学のジュンシー・リウ博士と同僚は、英国バイオバンクの成人(参加者336,999人)そして、MVR、1SMR、および2SMRを使用した血糖値およびインスリン関連形質コンソーシアムのメタ分析(46,368人の参加者)からのゲノムワイド関連解析において、自己申告による5つの睡眠特性(不眠症の症状、睡眠時間、日中の眠気、昼寝、日内変動)が成人のHbA1cに及ぼす影響について調査を行いました。
研究者らは、不眠症の症状の頻度が高いほど(通常対時々、またはまれに、もしくはこれまでに)、HbA1cが高いことに関連していることを発見しました(標準偏差単位:MVR、0.05; 1SMR、0.52; 2SMR、0.24)。
糖尿病である参加者を除外した後、関連は継続しましたが、点推定は幾分弱められました。
他の睡眠方法については、各方法の間で一貫性が低下しました。
いくつかは効果についての証拠が提供されました。
著者は次のように記しています。
「私たちは、頻繁な不眠症の症状により、より高いHbA1cが引き起こされるという、MVR、1SMR、および2SMR研究全体にを通じての確固たる証拠を提示します。」
「したがって、不眠症を改善するライフスタイルおよび、もしくは、または薬理学的介入が、2型糖尿病の予防に有益である可能性があります。」
【以下のリンクより引用】
https://consumer.healthday.com/frequent-insomnia-symptoms-can-cause-higher-hba1c-2657113973.html
Healthday