不眠症の研究は、睡眠へのヒントとそれによる慢性的な健康への影響について警告

夜中に目覚め、自分の生活についての心配事や、問題を解決しようと考え眠れなくなることはありますか。

不眠症に関する新たな研究により、その理由が明らかになり、そして不眠に悩む人は彼らが役立つという解決策を考えだしました。

非営利団体のSleep Health Foundationの新しい研究によると、オーストラリア人の半数以上が不眠症による定期的な症状を経験しており、7人に1人が慢性となっています。

この研究、『オーストラリアの慢性不眠症』は、2,000人以上を調査し、59％の人が週に3回以上、少なくとも1つの症状を経験しているということを発見しました。

それらにはなかなか眠りにつけない、眠りにつくまでに苦労する、または目覚めが早すぎるなどがあります。

研究者は、これが集中力の欠如や機嫌が悪いといったことを超えた問題につながり、心臓病、糖尿病、肥満などの慢性疾患のリスクを高める可能性があると警鐘を鳴らしています。

「睡眠、運動、食事が健康の3本柱であると言います。それは本当に重要です。」

と、Sleep Health Foundationの会長であるドロシー・ブルック氏は述べました。

「そして、3つすべてを手に入れないと、短期的および長期的な健康が損なわれます。」

この研究の他の重要な調査結果の中には、高齢者が睡眠を維持するのが困難である可能性が高い一方で、若い成人は主に眠りにつくのが困難であることがありました。

そして、半数の人々は、毎日の生活習慣でほとんど十分睡眠を取る時間がなく、睡眠不足でした。

夜間に問題が解決する理由

調査によると、夜間に脳のスイッチを切ることができないというのは広範囲にわたる問題です。

特に、女性は男性よりも寝るときに色々考えて眠れないと報告する可能性が高いことがわかりました（35％対25％）。

ブルック氏は、これがなぜ起こるのかがわかったと言います。

「本当に興味深い新しい発見の1つは、夜間、脳の合理的な部分であり、物事を明確に考えるように指示を出す前頭葉が、脳の感情的な部分から切り離されることです。」

と彼女は言いました。

「そのため、多くの人々が夜に目を覚まし、問題を心配して解決しようとします。」

「だから今は問題を解決する時ではなく、物事を心配する時ではありません。前頭脳は関わらないのでこの時間に問題を解決することはできないのです。」

単に「スイッチを切る」ことを選択することは、言うよりも簡単であるかもしれません。

本誌の視聴者は対策を共有し考えられる解決策がいくつか紹介されています。

トラビスさんは次のように紹介しています。

翌日、職場や家庭で必要なすべてのことを考えながら、何時間も目を覚ましていました。今、私はベッドの横にペンとメモ帳を置いて寝ています。

私が何か考えて目覚めると私はそれらを書き留めます。

これは脳に「大丈夫、これ以上覚えておく必要はありません。」と伝えるのです。今、そうすることですぐに眠りに戻っています。

これにウェンディさんは同意しました。

私は眠りに落ちることは問題ありませんが、明日やることが気になって夜中に目を覚まします。ベッドの横にメモ帳を置いて、すぐにメモしておくので、朝まで覚えていられます。

そうするようになってから私はずっと早く再び眠りにつけるようになりました。

ブルック氏は、ほとんどの人が1晩に7時間から9時間の睡眠を必要としているものの多くの人は生活がとても充実しているのか達成できていなかったと述べました。

連邦政府はこの問題を非常に重大であると判断し、睡眠健康意識に関する調査を開始し、4月に最終報告書を提出し11項目の提案を行いました。

リストのトップは、政府が睡眠の健康を国家の優先事項にすることでした。

また、Medicare Benefits Scheduleに基づき資金提供がされた関連サービスのレビューと、オーストラリア人向けの睡眠の健康についての教育キャンペーンを推奨しています。

【以下のリンクより引用】

ABC Net