世論調査:多くのアメリカ人は日焼け止めについての知識が混乱
2021年5月28日(ヘルスディニュース) - この夏の日焼け止め、どれくらいつけたらいいか知ってますか?
おそらくあまり知られていないでしょう。
メモリアルデー(戦没者追悼記念日)の週末が始まり、多くのアメリカ人は日焼け止めの適切な適用量やその『日焼け止め係数(SPF)』について混乱していると米国皮膚科学会(AAD)は言います。
米国の成人1,000人を対象とした最近のAADの世論調査では、80%の人が屋外で2時間ごとに日焼け止めを塗る必要があることをわかってはいるものの、通常は33%しか守っておらず、一方で42%は通常、まったく塗らないか、水に触れて濡れたときにだけ塗るということです。
回答者の10人に3人は、顔だけに日焼け止めを塗り、体の他の部分には塗らないと回答しました。
JAMA Dermatology誌に掲載された最近の報告によると、ほとんどのアメリカ人は、日焼け止めを選択する際にSPF評価が最も重要な基準であると考えています。
デトロイトにあるヘンリーフォード病院の元皮膚科長であったヘンリー・リム博士は、次のように述べています。
「日焼け止めの銘柄はたくさん情報がありますが、ある情報が他の情報よりも必ずしも重要であるとはかぎりません。」
「日焼け止めを選ぶときは、SPF 30 以上、体の広域に保護効果、耐水性 の3 つを検討するよう患者に伝えています。」
と リム博士は AAD のニュース リリースで述べています。
SPF 30日焼け止めは太陽のUVB光線の97%を遮断し、SPFの数が多いほどそれらの光線をわずかに多く遮断しますが、日焼け止めでは太陽のUVB光線を100%は遮断できません。
「SPFについて理解し、塗りなおしが重要です。」
とリム博士は述べています。
「多くの人は、SPFの評価が最も高い日焼け止めを塗れば、再度塗らずとも1日中太陽の下にいることができると誤解しています。しかし、SPFは、日焼け止めが日焼けの原因となる太陽のUVB光線から肌をどれだけ保護するのかを測定したもので、太陽の下にいることができる時間はどうなのか、また、適用頻度を測定するものではありません。」
AADによると、日焼けを止めるためには3つの簡単なステップがあります。
●日陰を探して下さい。太陽光線は午前10時から午後2時の間に最も強くなることを覚えておいてください。
●可能であれば、軽い長袖シャツ、長ズボン、つばの広い帽子、UV保護付きのサングラスなどの日焼け防止服やアクセサリーを着用してください。より効果的に日焼けを止めるために、ラベルに紫外線保護係数(UPF)が付いた衣服を着用してください。
●衣服で覆われていない肌は全て、SPFが30以上の広域スペクトルの耐水性日焼け止めを塗って下さい。屋外での活動や、水泳、汗をかいた時には2時間おきに再塗布してください。
【以下のリンクより引用】
Many Americans Confused About Sunscreens: Poll
Healthday