世論調査:多くの高齢アメリカ人は抗生物質の使い方を間違えている
2019年11月5日(Health Day News)- 新しい世論調査では良いニュースと悪いニュースを提供しています。
アメリカの高齢者の半分は過去2年間に抗生物質を服用していると報告していますが、多くはそれらを誤用しているようです。
5人に1人は、医師に確認せずに残った抗生物質を服用すると答えており、5人に2人は、医師が抗生物質に反応しないウイルスでも抗生物質を処方することを期待しています。
高齢者の89%が抗生物質の過剰使用が将来、薬が効かなくなってしまうかもしれないことがわかっているにも関わらず、彼らはまだそれらを過剰使用していることを研究者は発見しました。
ミシガン大学のプレティー・マラニ博士は、
「高齢者がこれらの医薬品の安全かつ適切な使用法を理解できるようにするための取り組みがあれば、抗生物質を最も必要とする患者に対して抗生物質の有効性を維持することができます。」と述べました。
これらの調査結果は、11月4日にリリースされた大学の健康な老化に関する国民投票の質問への回答に基づいています。
この調査には、50歳〜80歳の米国の成人2,250人以上が含まれています。
「これらの調査結果により、医師、看護師、薬剤師、およびその他の医療提供者が賢明な処方慣行と患者教育を強化するということを認識しなければなりません。」
とマラニ博士はミシガン州のニュースリリースで述べました。
研究者は、次のことも発見しました。
抗生物質は完全に飲み切らなければならなかったにも関わらず、8人に1人が残った錠剤を持ったままでした。
56%が、医師は抗生物質を過剰に処方していた述べましたが、23%は必要なときにそれらを処方しなかったと回答しました。
抗生物質を過剰に処方すると、抗生物質に耐性のある細菌が大幅に増加します。
「抗生物質は風邪やインフルエンザのようなウイルスは治療しないので、必要でない限り処方すべきではないことを認識することが重要です。」
と、この世論調査に資金提供したAARP社の調査担当上級副社長である、アリソン・ブライアント氏は述べました。
「インフルエンザの感染を避けたい場合は、定期的に手を洗い、気分が悪くなれば外出を控え、また、毎年インフルエンザの予防接種を受けるようにしてください。」
【以下のリンクより引用】
Many Older Americans Misuse Antibiotics: Poll
Helth Day