両親が肥満だと子供に発達遅延のリスク?

 肥満の両親の体重は、単に肥満を引きずるだけでなく、子供たちにも影響する可能性があるという新しい研究があります。

国立研究所の研究者によって報告された最近の小児科学雑誌に掲載された報告によると、母親と父親の肥満は、子供の幼児期の発達遅延に関連している可能性があります。

この調査には、2008年から2010年のUpstate KIDSで収集されたデータが分析されました。
このプロジェクトではニューヨーク市に住む女性を除くニューヨーク州の女性について出産の４ヶ月後に調査を行ないました。
発達段階でのスクリーニング装置である年齢と性別の質問票を使用して、4ヵ月から3才までの間に複数回、子供をテストしました。

この研究に含まれている4,821人の子供の分析によると、肥満である母親の子供は、正常または低体重の母親を持つ子供よりも精巧な運動能力の分野でのテストに失敗する可能性が約70％高く、肥満の父親を持つ子供は、個人の社会的要素を失う可能性が高いとわかりました。

一方、肥満のカップルに生まれた子どもたちは、問題解決能力の分野で失敗する可能性が3倍近くありました。

 CDCは、米国の成人の3分の1以上が肥満であると推定しており、30以上の肥満指数（BMI）を有すると定義しています。

「私たちの研究は、父親に関する情報を含む数少ないものの1つであり、父親の体重も児童の発育に大きな影響を及ぼすことが示唆されています。」と主任著者で国立健康・人間開発研究所のエドゥィナ・ヨン博士は述べました。

この研究では、親の肥満がどれほど正確に、子供の発達に影響を与えているのかは分かりませんでした。
この研究の著者らは、母親の肥満が子宮内炎症に関連していることを示唆する、動物で行われた以前の研究について、これが子供の発達障害を引き起こしている可能性があるとも指摘しています。

（記事元）http://www.nydailynews.com/life-style/health/obese-parents-kids-risk-developmental-delays-study-article-1.2933272